年代別のビジネス書のおすすめを紹介します。
これから読んでいこうとするときの目安にご覧ください。
ビジネス書のおすすめ20代へ
ビジネスマンとしての学びの時は、若いうちだけではなく、50代になっても続きます。
その中で、20代は、特に基本的なビジネスの学びを得るための本を選ぶと良いです。
以下に、20代のビジネスマンにお勧めするビジネス書を紹介します。
7つの習慣
超有名なビジネ書です。
内容は知らなくとも、タイトルは聞いたことがあると思います。
人としての原理原則に基づいて行動することで、人格を磨くことを教えてくれます。
かなり分厚い書籍であり、途中で挫折する人もいるようですが、目次を見ながら、関心を持てるページからでも、読み進めることをお勧めします。
20代に向けて紹介していますが、この書籍を読んでいない全ての年代にすすめる書籍でもあります。
嫌われる勇気
心理学者のアドラーの思想を、対話形式の物語風に、表しています。
人間の悩みの原因が人間関係にあることを示しています。
社会に出て、人間関係には悩まされることが増えるかもしれません。
ぜひ、参考に読まれると良いです。
しかし、実はこの書もビジネスマンとしては、読んでいない人は全ての年代におすすめしたい基本的な書籍です。
ドリルを売るなら穴を売れ
営業や販売、マーケティングの仕事をする人なら、読んでおくべきです。
ドリルを買いに来る顧客が望んでいるのは、ドリルではなく、穴が欲しいのだということに気づかれると思います。
その結果を得るために、道具を買いに来るということです。
この理解が得られると、営業マンとしての成績も良くなるでしょう。
ビジネス書のおすすめ30代へ
30代は仕事を覚えて、さらにスキルアップ・キャリアアップをしていこうとする年代です。
若きリーダーか、あるいはビジネスマンとして上昇志向に燃えている年代かもしれません。
ロジカルシンキング
少し古い本ですが、ビジネスマンとしての倫理的思考ができるようになるために、読むべき本です。
人間は感情的な生き物です。
しかし論理的思考に基づく考え方や話し方ができなければ、同僚や上司とコミュニケーションに悩むことになるでしょう。
仮説思考
以前は、 PDCAで、業務の点検をしていたものです。
その中で、問題点を発見し、解決策を探ると言う考え方をしていましたが、仮説思考はその応用的な思考です。
仮説を立て、実行検証することで、最善策を導く方法について書かれています。
メモの魔力
2018年に発行された本ですので、知っている人も多いと思います。
メモの取り方・書き方・整理の仕方で、情報の聞き落としがなくなり、話の骨組みが理解できるようになります。
書き取ったメモと言う事実から、仕事に転用できるようにもなります。
30代のビジネスマンとして、スキルアップするために、是非会得しておくべきです。
ビジネス書のおすすめ40代へ
40代といえば、会社員ならば、課長・部長という肩書きのマネージャーになっている人が多いです。
30代までは、個人としての能力を示すことで評価されてきましたが、40代以降は、自分個人ではなく数人から数十人のチームのリーダーとしての責務を意識する年代です。
マネージャーとしての能力評価が、優秀なチームや優秀な部下を育成することなのだと、気づき始める頃でもあります。
選ぶビジネス書の傾向にも変化が現れる頃です。
経営者の条件
ドラッカーの著書は、ビジネスマンに必読の書が満載です。
できれば、時間の許す限り、ドラッカーの著書を読むことです。実の所、ドラッカーの著書を読むと、他のビジネス書は必要ないかもしれないという思いになるかもしれません。
和訳に「経営」と訳されているタイトルが多いですが、読めばわかるように、特に経営者に特化して書かれているわけではなく、優秀になりたいと思う人は全員読むべきです。
他にも、「現代の経営」「断絶の時代」「マネジメント」「イノベーションと起業家精神」「経営とは何か」等は、読んでおくべきです。驚くべきは、いずれの著作も今から約60年前に書かれたことです。
さまざまなものが驚くほどの進化をしているのに、企業も人間も本質的には、数10年経っても、何も変わっていないことに気づくと思います。
育てる技術
ドラッカーで組織やチームを育てることを学びつつ、部下一人ずつへの育成に関する著書も読んでおきたいところです。
コーチングや人材育成に関する書籍もたくさん出版されていますので、今回紹介する本以外でも、自分にピンとくる本を選ぶとと良いです。
さあ、才能に目覚めよう
こちらの著書もかなり古い本なので、中古本でも抵抗がなければ、かなり安く入手できるはずです。
自分自身がどういうタイプなのかを理解することは、自分自身の成長のためにも、組織を牽引するリーダーとして自分のやり方を見つけていくのに、役立つでしょう。
自分のスタイルを理解し応用することで、組織運営にも役立つはずです。
ビジネス書のおすすめ50代へ
20代や30代で、若くして経営者の道を進んでいる人もたくさんいます。
会社員として生きてきた人も50代になると、部長かそれ以上の経営側に近い職位にまで、上がっているでしょう。
また、あくまでも現場で生きると決めて、生きてきている人もいます。
また、脱サラをして独立する人も増えてくる年代です。
つまり、組織の中の真っ只中というよりも、組織の上にいるか、組織の外にいる年代なのかもしれません。
現代は言わずと知れた、人生80年の時代です。
60際で定年を迎えたとしても、第2の職場であったり、独立起業など、様々な選択を考える年代です。
「働き方」の教科書
会社員としての未来がある程度見えてきた50代の年代で考えることは、人生のこと・お金のこと・仕事のことです。
著者は、ライフネット生命の会長です。
60才でライフネット生命の前身の会社を起業した方です。
本の内容は、特に50代に向けての内容ということでもないのですが、働き方への考え方が50代になると変わってきているはずですので、気づきを得られる書になるものと思います。
「原因」と「結果」の法則
この本は、100年以上も前に書かれたものです。
それがいまだに書店に置かれて販売されているって、驚きではないでしょうか。
ビジネス書というよりも、自己啓発本になるかもしれません。
非常にシンプルな法則を、改めて知ることで、読んだ人の心の中には、それぞれの気づきが生まれるのです。
反応しない練習
書いている人が、お坊さんで、内容にはブッダの言葉が出てきますので、書店によってはビジネス書・自己啓発本ではないコーナーにあるかもしれませんがれっきとした自己啓発本です。
ブッダといえば、仏教・宗教と連想してしまうかもしれませんが、読み終えた後に感じることは、仏教や宗教ではありません。
人間は生きている中で、いかに反応しながら生きているのかに、気づかれると思います。
20代におすすめ致しました「嫌われる勇気」も、人間関係の悩みに関することですが、この「反応しない練習」も近いかもしれません。
反応することをやめることを意識していくことで、心が軽くなるような実感を持たれるかもしれません。
50代では、それまでの人間関係にもかなりの疲れが溜まっている年代です。
こちらの著作を読むことで、何かヒント得られるのではないかと思います。
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