緑茶とコーヒーのカフェイン量比較

緑茶 (1)

カフェインの量は、緑茶やコーヒーなど、飲み物によって異なります。

どれ程のカフェインの比較差があるのでしょうか。

こちらの記事を読んでくださいますと、「コーヒーの方が緑茶より、カフェイン量が多い事」についてご理解いただけます。

それでは、解説いたします。

目次

緑茶とコーヒーのカフェイン

そもそもカフェインとは、コーヒーから分離された事からカフェインと名付けられた、アルカロイドという有機化合物の一種です。

カフェインとは

カフェインは、コーヒー、紅茶、緑茶などの飲料、チョコレート、エナジードリンクなどの食品に含まれる天然の刺激物です。中枢神経系を刺激し、覚醒、集中力、反応時間の向上に役立ちます。また、カフェインは鎮痛作用や利尿作用もあります。

主に覚醒作用、強心作用、脂肪酸増加作用、脳細動脈収縮作用、利尿作用があり、眠気覚まし等に、カフェインを摂取するという人が多いです。

カフェインは、ガン予防にもなり、ダイエット効果も期待できます。過剰摂取は、不眠や頭痛、腹痛等の副作用をもたらし、カフェイン中毒になる場合もあるものです。

成人のカフェインの推奨摂取量は1日400mgです。これは、コーヒーで約3〜4杯、紅茶で約5杯に相当します。ただし、カフェインは個人によって異なる速度で代謝されるため、一部の人にとってはより少ない量で副作用が発生する可能性があります。

しかし、カフェインの摂取量に気を付けていれば、健康的には良いものです。

緑茶とコーヒーのカフェイン量の違い

カフェインと言えば、第一に、コーヒーを思い浮かべると思います。

実は、この世の中に溢れている飲み物には、意外とカフェインが含まれています。

日本人なら、緑茶ですね。

緑茶と言うと、カフェインより、カテキンの方が、先に頭に浮かぶ単語であると思います。

しかし、緑茶にもカフェインは含まれています。

緑茶とコーヒーの違い

緑茶とコーヒーはどちらも世界中で人気のある飲み物ですが、いくつかの重要な違いがあります。

まず、緑茶は茶の葉から作られ、コーヒーはコーヒーの豆から作られています。茶の葉は発酵させずに乾燥させるのに対し、コーヒーの豆は焙煎してから粉砕します。このプロセスの違いにより、緑茶とコーヒーは異なる味と風味を持っています。

第二に、緑茶とコーヒーには異なるカフェイン含有量があります。緑茶にはコーヒーよりもカフェインが少なく、1杯あたり約30〜40ミリグラム含まれています。コーヒーには1杯あたり約70〜140ミリグラムのカフェインが含まれています。

第三に、緑茶とコーヒーには異なる健康効果があります。緑茶は抗酸化物質の優れた供給源であり、心臓病や癌のリスクを減らすのに役立つ可能性があります。コーヒーはカテキンの優れた供給源であり、認知機能の向上に役立つ可能性があります。

最後に、緑茶とコーヒーは異なる調理方法があります。緑茶は通常、熱湯で淹れてからすぐに飲むことができます。コーヒーは、挽いた豆を熱湯で淹れてから数分間蒸らして作られています。

緑茶とコーヒーに含まれるカフェイン

コーヒー以外で、カフェインが含まれている飲み物は、次の通りです。

紅茶、煎茶、ほうじ茶、玄米茶、玉露、抹茶、ウーロン茶、麦茶…。

こうして並べてみると、お茶にはカフェインが入っているものが多いですね。では、日本人がよく飲む緑茶について説明していきます。

ちなみに、緑茶とは一体なんでしょう。一般的に、思い浮かべる緑茶は緑のお茶ではないでしょうか。実は違うのです。

緑茶とは、一つのお茶の種類ではなく、煎茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶、玉露等、これらの総称なのです。つまり、上記で示したカフェインが、入っているお茶は(紅茶、ウーロン茶、麦茶)以外は、緑茶という事になります。

コーヒーのカフェイン量

一口にコーヒーと言えど、入れ方の種類によって、比較すると、カフェイン量が違うのはご存知でしょうか。

コーヒー1杯分の150ml量に換算して比較します。
(エスプレッソを150ml飲むのは現実的ではないので、実際の1杯分として30mlの分量で比較しています)

・ドリップコーヒー:90㎎
・インスタントコーヒー:86㎎
・水出しコーヒー:65㎎
・バーコレーター:60㎎
・エスプレッソ:60㎎(30ml)

このように、比較すると、コーヒーは入れ方の種類によってカフェインの量が違います。豆の比較によっても、少しづつ違ってくるものです。

また、焙煎の仕方によっても、カフェイン量を比較すると、違いがあります。深煎りだと、焙煎時間が長くカフェインが揮発するので、カフェイン量の比較では少ないです。

深煎りの場合、苦みが強くなるので、比較すると、カフェイン量が多いような気がします。しかし、実際に比較すると、逆の結果なのです。

ですが、更に苦みが強い印象があるエスプレッソは、特にカフェインの量が多いという比較結果になっています。

ですので、比較の上で、最もカフェインが多いのは、エスプレッソです。エスプレッソを飲む時には、飲む量に気を付けた方が良いです。

緑茶のカフェイン量

緑茶は、コーヒーとの比較では、1杯当たりの飲む量が違います。

比較のために、コーヒー1杯分の分量である150mlに換算して比較をしました。(エスプレッソと同様に玉露も150mlを飲むことは現実的ではないので、60mlで換算しています。)

・煎茶:10mg
・ほうじ茶:20mg
・玄米茶:10mg
・抹茶:96mg
・玉露:160mg(60ml)

コーヒーと比較すると、玉露は、圧倒的にカフェイン量が多いという比較結果です。他の緑茶は、比較するとかなり少ないのが分かります。

カフェインをあまり摂ってはいけない方は、緑茶がお勧めですね。ただし、玉露以外の緑茶ですね。

緑茶の中で玉露は、比較すると、コーヒーの中で、カフェインが最も多いエスプレッソよりも、更に多いからです。ある意味、玉露のカフェインの比較データは、驚くほど多いということです。

カフェイン量の比較で、注意が必要なのは、ペットボトルの緑茶です。普通の緑茶であれば、比較するとカフェイン量はそこまで多くないです。しかし、濃いめと書かれてあるものは、カフェイン量が2倍程含まれています。

更に、緑茶のペットボトルは、500mlあるのですから、一気に飲んだりすると、相当な量のカフェインを摂取することになります。ノンカフェインのペットボトルが、たくさん販売されています。カフェインを控えている方は、注意して選んで下さい。

コーヒーと紅茶と緑茶のカフェイン量の違い

紅茶のカフェイン量は、茶葉の種類/産地、そして、抽出方法で多少の違いがあります。

あくまでも平均的な方法(2分〜4分の抽出)での、カフェイン量を表示します。

紅茶のカフェイン量は、コーヒー・緑茶との比較を考慮し、150mlあたりのカフェイン量です。

換算すると、紅茶のカフェイン量45mg(紅茶 150mlと仮定)、コーヒーは90mgです。
紅茶は、半分程度のカフェイン量を含んでいることになります。
カフェインの作用には、個人差があります。
日本人は、カフェイン耐性があるともされています。
しかし、カフェインの作用が気になる人は、紅茶は約半分ですから、コーヒーから紅茶に変えるのも良いかもしれません。

コーヒー緑茶のカフェイン|日本人にはカフェイン耐性がある

日本人は、カフェインに耐性があり、欧米人のように、コーヒーで目覚まし効果は得られないようです。

実は、日本人に限らず、東アジアの人々には、カフェインの耐性があるようです。

その原因と考えられるのは、古くからのお茶を飲む文化です。

もちろん、お茶にもカフェインは含まれています。

しかし、タンニンも含まれている。

このタンニンがカフェインの効果を抑える働きをするようです。

そうして、お茶を飲む文化を長く続けてきたおかげで、日本人にはカフェインに対する耐性ができたと思われます。

カフェインに弱いのは、コーヒーが世界に普及するまでカフェインに触れることのなかった民族の方々です。

まとめ

コーヒーと緑茶を比較すると、緑茶の方がコーヒーよりカフェイン量が少ないです。

緑茶とは、煎茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶、玉露等のお茶の総称です。

玉露だけは、コーヒーよりもカフェインが圧倒的に多いので、カフェインを控えている方は注意が必要です。

また、コーヒーもエスプレッソだとカフェイン量が多めなので飲む量に注意が必要です。

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