事務職の転職は、難しい時代になりました。
有料サイトではなく、ハローワークの募集だけでも、求人倍率がとても高いのです。
応募する人たちは知らないかもしれませんが、求人倍率は20〜30倍です。
求人倍率では、人気の職種になっています。
ですので、志望動機をしっかりと持っていることが、他の応募者との差別化になります。
転職面接を行ってきました筆者が経験から解説します。
事務職の転職は難しい!志望動機の強さが合格の秘訣
事務職は、もともと就職希望・転職希望の人は、多かった職種です。
しかし、現代においては、求人募集が極端に少なくなりました。
今や、事務職を希望するのは、他の職種よりも、競争率が厳しい、就職・転職が難しい職種になっています。
以前のようには、行かなくなっています。
事務職とはある意味特殊な職業でした。
事務職に転職・就職する人は、目指す会社に就職するというよりも、事務職という仕事に就職する感じがありました。
つまり、これまで事務職を目指す人たちは、「どうしてもその会社に就職したい」という志望動機じゃ、感じられませんでした。
しかし、現代のように、事務職の競争率が厳しくなってからは、「志望動機の強さ」は、事務職の就職には必須と考えられます。
事務職の転職の理由は明確でしょうか。未経験であっても同様です。
現代では、大手でも中小でも、事務職の場合は、テレワークが主体になっています。
具体的には、週の半分は、オンラインでの仕事になっています。
以前とは違い、事務職であっても、明確な仕事の成果が求められるのです。
面接すらも、オンライン化が進んでいます。
同業職種からの転職であろうと、未経験であろうと、転職の理由が、明確になっていることが重要になっています。
自分の転職理由は整理できているでしょうか。
事務職の転職では、どんな資格が求められるようになったか
事務職の仕事のやり方は、一昔前とは大きく変わっています。
少し前までは、一般事務の仕事は、経理業務が多かったと思います。
しかし、今は、経理業務は外注する会社が増えています。
また、給与計算の業務もまた、外注されるようになりました。
それらの理由は、外注の方がコストが安いからです。
ですので、簿記の知識や資格は、求められる資格ではなくなりました。
また、ワードやエクセルを使って、資料やレポートを少なくなりました。
資料作成のサポート業務はありますが、使うアプリが、マイクロソフトオフィスでなければならない理由がなくなりました。
ですので、数年前までは、MOSと呼ばれるマイクロソフトオフィスを操作する資格も、すでに必然ではなくなりました。
それは、パソコン利用の環境の環境の変化によります。
以前は、確かにマイクロソフトのワードやエクセルなどのアプリが、会社業務に必須でした。
しかし、今は、オンラインでの業務が多くなり、データは持ち歩くのではなく、クラウドに置くようになりました。
ワードやエクセルではなく、Googleドキュメントに移行するようになりました。
今は、事務所に必須と思われる資格は無くなったと考えて良いでしょう。
ただ、持っていると重用される可能性があるスキルはあります。
パソコンスキルのアピールポイントは、MSオフィスではもう古い!WordPressがおすすめ!
評価される可能性があるかもしれないパソコンスキルとしては、ホームページ作成スキルです。
様々な業種や店舗では、ホームページがあるのが、当たり前の時代です。
お店の責任者や営業の責任者は、ホームページの重要性を感じていますから、日々情報の更新やレイアウト変更やデザインを変えて集客につなげたいと思っています。
しかし実態は、外注している会社がほとんどです。
そのため、制作会社に対して、意図がうまく伝わらなかったり、別途オプション費用がかかったりするので、お店の責任者や営業責任者が思うように、できていない会社が多いです。
社内に、これらを可能とする人材がいれば、当然重用されます。
もしも、ホームページ関連のPCスキル(WordPress)を持っているのなら、採用の可能性はグンと高まることと思います。
すでに、ワードプレスに関する知識スキルを持っているのであれば、十分履歴書にかけるスキルです。
ホームページに関するスキルを身につける最速の方法は、自分でブログサイトを作ることです。
無料のブログサイトではなく、サーバーをレンタルして、ワードプレスが使えるようになると、いいです。
間違いなく、重用されるパソコンスキルです。
まとめ
一昔前の事務職では、「パソコンができること」「マイクロソフト 何級」「簿記 何級」などが、重視されていた頃が一時期あります。
しかし、今は転職にたいしての「資格を持っている特別感」はありません。
ですので、マイクロソフトの資格に「MOUS」という資格がありますが、その資格の転職に対しての優位性は、もはやないということです。
資格を持っていることよりも、「会社に転職入社したいのです、なぜかと言いますと、こんなに明確な志望動機があります」と、具体的に、志望動機を話せることの方が重要です。
自分が、なぜ他の会社ではなく、この会社に入社したいと考えているのかを、自分と向き合って確認することが最重要です。
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