猫の去勢手術をするとなると、色々心配な点がありますよね。
どんな方法なのか、注意点はあるのか、失敗するとどうなるのかなど、不安な点は多々。
こちらの記事を読んでくださいますと、「猫の去勢手術」についてご理解いただけます。
それでは、解説いたします。
猫の去勢方法は?どんな注意が必要?

猫の去勢手術は、どのような方法で行われるのかご存知ですか?
また、前日などの注意点、失敗する恐れはあるのかなど、心配になりますよね。
では、早速去勢手術の方法について、詳しく見ていきましょう。
猫の去勢手術の方法は?
猫の去勢手術の方法は、精巣を摘出するというもの。
全身麻酔をして行われます。
内容的には、まず精巣付近を切開し、摘出を行います。
そこから、止血、縫合をして終了です。
病院によっては縫合を行わない場合もありますので、確認してみてくださいね。
手術自体の時間は、大体10分ほど。
よほどのことがない限り、日帰りで行うことが可能ですよ。
猫の去勢手術の前日の注意点は?
猫の去勢手術前は、12時間の絶食が必要です。
これは、全身麻酔をした時に、嘔吐してしまう可能性があるため。
手術中に誤嚥してしまうと、危険が伴うため注意が必要です。
前日の夜の食べ残しが入っているお皿は、必ず片付けておきましょう。
多頭飼いなどにより、絶食が難しい場合は、前日の夜から入院することが可能な場合もありますよ。
また、お水については、当日の朝以降は飲まない方が良いとされています。
前日については、きちんとお水を飲ませてあげてくださいね。
猫の去勢手術前日は、いつもと変わった様子がないかどうかも確認しておきましょう。
体調不良などがあると、影響がある可能性もありますので、注意が必要ですよ。
猫の去勢手術が失敗することはある?
猫の去勢手術が失敗することは、まずほとんどないと言って良いでしょう。
近頃は医療も進化し、麻酔などの失敗もほとんど耳にすることはなくなりました。
事前に検査や体調管理をしっかりと行うことで、さらに不安を減らすことができますよ。
ただ、大きな負担がかかってしまうことは事実です。
それに伴う、ケアは必要になってくると考えておきましょう。
手術後は、今までと様子が少し違ったりすることもあります。
どこかにすぐ隠れてしまったり、食欲が落ちてしまうこともあります。
しかし、そこで無理強いをせず、ゆっくりと見守ってあげることが必要です。
心も体もゆっくりと休ませてあげてくださいね。
次第に元の様子に戻ってくるはずですよ。
猫の去勢手術後の注意点は?
猫の去勢手術後の注意点は、まずは安静にさせること。
激しく遊ばせたり、興奮させてしまうようなことは絶対に避けましょう。
また、帰宅後は空腹のため、一気にご飯を食べてしまうことがあります。
食べ過ぎは負担となってしまうため、こまめに出すようにしておきましょう。
猫の去勢手術後は、傷を気にして舐めたり引っ掻いたりしてしまうこともあります。
化膿してしまうこともあるため、エリザベスカラーなどでケアしてあげてくださいね。
猫の去勢手術は負担が大きく、ストレスも想像以上のものです。
あまりにも様子がおかしいようであれば、すぐに病院へ相談してください。
まとめ
猫の去勢手術は、病気の予防や、攻撃性のある性格の緩和に繋がります。
通常発情期でよく見られるスプレー行為なども、抑えることが可能です。
もちろん、望まない繁殖を防ぐこともできます。
しかし、全身麻酔をする猫の去勢手術は、どうしても不安になってしまいますよね。
注意点をよく確認した上で、これからの猫との生活のためにも、去勢手術を安全に行いましょう。