ダイエットでは、厳しい食事制限のやり方をする方が
大勢いらっしゃいます。
特に、脂質は摂りすぎると体脂肪が急激に増加することから、
脂質制限のダイエットを行う傾向にあります。
しかし、脂質は三大栄養素のうちの1つで、身体にとても大切な栄養素です。
あまり脂質制限しすぎると、健康によくありません。
また、脂質は腹持ちがいいので、上手に摂ることでダイエットの助けとなるのです。
この記事では、脂質制限のダイエットのやり方を解説していきます。
脂質制限ダイエットには効果がある?
脂質を制限するダイエットは効果が高いです。
ダイエットで減量をするためには、摂取カロリーよりも
消費カロリーを高めなければなりません。
タンパク質と糖質は1g摂取すると4kcalのエネルギーを作り出します。
一方、脂質は1gで9kcalのエネルギーを産出するので、
摂りすぎると消費されなかったエネルギーは
脂肪となって身体に蓄積されます。
脂肪制限ダイエットはカロリー摂取の量を減らせることから、
ダイエットに有効となるのです。
脂質制限ダイエットは、減量するのに有効な手段です。
しかし、脂肪は三大栄養素で身体にとって、大切な働きをする栄養素です。
あまり脂質制限すると、今度は代謝が低下して太りやすい体質
になるという調査結果があります。
つまり、ダイエットに失敗しやすくなるのです。
また、脂質は腹持ちがよいので、上手に摂取することで
ダイエット中の空腹をしのぐこともできます。
そのため、ダイエットでは特に脂質の「質」にこだわって
バランスよく摂取することが肝心なのです。
脂質制限ダイエットのやり方
ダイエット中の方は、「脂質」=「脂肪」と一括りにして
悪いものと捉えがちです。
しかし、脂質制限しすぎには、注意しなければなりません。
「飽和脂肪酸」と積極的に摂取したい「不飽和脂肪酸」の2つがあります。
脂質制限ダイエット中は、不飽和脂肪酸をいかに上手に摂取するかが、
上手に減量できるかどうかを左右するのです。
ここが、脂質制限ダイエットのやり方の注意点です。
脂質制限ダイエット|飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は「脂質」=「脂肪」と結びつける大きな原因で、
ダイエット中だけでなく、健康のためにも控えなければならない脂質です。
飽和脂肪酸は消化に時間がかかるので、脂肪になりやすい性質があります。
また、コレステロールを増やして血行を悪くする要因にもなり、
代謝を下げて太りやすい体質に変えてしまいます。
主に肉類やマーガリン、バターなどの動物性脂肪に含まれているので、
ダイエット中は注意が必要です。
できるだけ牛肉や豚肉などの食材は減らすようにしましょう。
脂質制限ダイエットのやり方としては、できるだけ、牛肉・豚肉を食べることはやめたほうがいい。
脂質制限ダイエット|不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は聞き馴染みがないかもしれませんが、
ダイエットに有効な脂質です。
脂質は脂肪と結びつけがちですが、不飽和脂肪酸は代謝の働きを助けるので、
体脂肪の分解・燃焼を促す働きがあるのです。
つまり、ダイエット中は飽和脂肪酸の摂取を控えつつ、
不飽和脂肪酸の摂取を積極的にすることが必要といえます。
不飽和脂肪酸は青魚に豊富に含まれていて、DHAやEPAが有名です。
週に数日は青魚の日を作ってみてはいかがでしょうか。
他にも、オリーブオイル、アーモンドなどのナッツ類にも豊富に含まれています。
ナッツ類はいつでも手軽に食べられるので、間食に利用するのがおすすめです。
腹持ちがいいので空腹を抑えて、食事の食べ過ぎをしてしまうリスクを低減できます。
脂質制限ダイエットのやり方はコントロールすることが大切!
ダイエット中は脂質の質を意識して、
摂取をコントロールすることが肝心です。
脂質はダイエットの「悪」と捉えがちですが、
健康的でかつ効果的に減量するためには脂質が欠かせません。
しかし、だからといってどんな脂質を摂取してもいいわけではなく、
良質な脂質を摂取することが大切です。
ダイエット中は脂質の摂取を極端に制限したくなりますが、
青魚やナッツ類から良質な脂質を摂取して効果的にダイエットをしましょう。
関連記事一覧