コーヒーを愛するようになり、コーヒー豆にこだわり、自分で手挽きのミルで豆を挽くようになると、コーヒーミルで最高と言われる、コマンダンテで挽いた豆でコーヒーを飲みたいと考えるようになります。
コーヒーメーカーでコーヒーを飲む場合、デロンギに行き着くのかも知れません。
デロンギの全自動コーヒーメーカーを検証|国内製品との違い
デロンギといえば、コーヒーメーカーの他にも、オイルヒーターでも知られているイタリアの家電メーカーです。
ヨドバシなどの家電量販店のコーヒーメーカーのコーナーに、スペースを割いて展示されています。国内のコーヒーメーカーとは、明らかに価格差があります。
しかし、飲んでみると納得の味わいがあります。
コーヒーメーカー デロンギのおすすめモデルは「全自動」
デロンギのおすすめモデルは、やはりミル付きの全自動モデルです。
ハイエンドのデロンギ製コーヒーメーカーのエレッタは、最新モデルで、フルスペックで約20万円です。コーヒーメーカーに、このハイエンドの価格まで出すのかは、自分次第です。もしも、毎日デロンギでコーヒーを入れて、5年くらい飲めるのなら、ハイエンドモデルでも高くはありません。筆者の場合、6年前に当時10万円近かったデロンギ製コーヒーメーカーを購入し、事務所で酷使してきましたが、ノントラブルで、コーヒーを入れてくれています。若干のメンテナンスと除石灰の処理だけです。
ハイエンドモデルのエレッタの特徴は、ミルクメニューが7種あることです。ラテをあまり飲まないのでしたら、スタンダードモデルで、十分に美味しいコーヒーを楽しめます。
デロンギの全自動コーヒーメーカーはエントリーモデルのマグニフィカでもスゴい|おすすめ
全自動モデルは、ハイエンドモデルの他にエントリーモデルのマグニフィカ、スタンダードモデルのディナミカという大きく分けると3つの種類があります。
デロンギ製のコーヒーメーカーと国内製のコーヒーメーカーの違いは、全自動のカバー範囲にあります。国内メーカーの場合、全自動の名称がついているコーヒーメーカーは、コーヒー豆を挽いて、抽出(ドリップ)するだけです。
デロンギの全自動コーヒーメーカーは、エントリーモデルのマグニフィカでも、コーヒーマシンというべき高機能です。
コーヒーを入れるだけでなく、コーヒーのカスを一時的に捨て(後でまとめて捨てるのは人の手で)て、自動で内部洗浄までしてくれる。
デロンギのコーヒーメーカーの使い方はカップをセットしボタンを押すだけ
デロンギ製のコーヒーメーカーの使い方は、まさに全自動です。コーヒーマシンと呼びたいほどの違いがあります。
デロンギの全自動コーヒーメーカーの場合、使い方(基本はエレッタ・ディナミカ・マグニフィカの全自動は同じ機能)は、カップをセットし、コーヒー豆の量と濃いめか薄めと水の量を決めて、設定し、スタートのボタンを押すだけです。
1)豆と水を事前に設定した分だけを使います
2)豆を挽き
3)抽出(ドリップではなく、圧力かけてレギュラーコーヒーを抽出するエスプレッソ方式)
4)1杯(あるいは2杯同時に)分をカップに注ぐ
5)コーヒ豆のカスをストッカーに移動させ
6)内部をマシンが自分で洗浄します
使い方は、カップを置いて、スタートボタンを押しただけです。
ここまでの過程を最初に1度ボタンを押すだけで、まさに全自動で行ってくれます。国内メーカーの製品のように、コーヒーを抽出した後に、豆のかすの処理を手作業で行ったり、内部の抽出した後の清掃もコーヒーマシンが自分で行います。
通常のコーヒーメーカーを使っていた人が、デロンギ製のマシンのスイッチを押し、コーヒーマシンが注いでくれた後に、内部でマシンがカスを処理したり、内部を清掃してくれている姿を見ると、恐らく、感動的ですらあると思います。
デロンギの全自動コーヒーメーカーには紙フィルターが不要
デロンギにも、国内メーカーと同じように、紙フィルターをセットして、蒸らしながらゆっくりハンドドリップする機種があります。デロンギ製のアクティブコーヒーメーカーという製品名です。ただ、ペーパーレスフィルターがセットされていますので、紙フィルターはお好みで使うことが出来ます。
しかし、他社のコーヒーメーカーを使っていた人が、デロンギの全自動コーヒーメーカーを使い始めて驚くのは、紙フィルターが不要であることです。
デロンギの全自動コーヒーメーカーは、エスプレッソ方式で抽出して、レギュラーコーヒーを入れるのです。
エスプレッソとは、苦いコーヒーという意味ではありません。
ドリップと同様、一つの抽出方法です。短時間に、高圧をかけて、コーヒー成分を抽出する方法です。デロンギの全自動コーヒーメーカーは、この方法で、レギュラーコーヒーを入れるのです。ですので、紙フィルターは不要なのです。
デロンギの全自動コーヒーメーカー|メンテナンス
日々のメンテナンスは、コーヒー豆のカスが貯まりますので、一定量以上貯まったら、捨てることと、カップ下にマシンが自動洗浄した後の水がたまりますので、これを捨てることです。
その他には、数ヶ月に1度、内部の水路に付着している可能性がある石灰を除去する作業があります。水タンクに除石灰剤を入れて、クリーニングモードで作動させることです。
また、経験上からのメンテナンスとして、本体上のフタをあけるとコーヒー豆を入れるホッパーがありますので、時々豆が落ちていくスロープ部分をクリーニングすることです。
洗うことは出来ませんので、温水で湿らせたふきん等で拭き上げるのが良いと思います。コーヒーのオイル成分がスロープ部分に付着していると、豆がスムーズに、ミルの部分に流れ込んでいかなくなってしまい、とっても薄いコーヒーが出来てしまいます。
また、本体内部にある抽出ユニットが取外しが出来ますので、サインが点灯したら、水洗いをしてあげましょう。
デロンギのコーヒーメーカーは自分で内部洗浄する
使い始めて驚くのは、デロンギが自分で判断して、内部洗浄を自動的に行うことです。
内部洗浄は、毎日電源を入れたときに、最初のコーヒーを入れる前に、自動で行います。数時間、使わないでいると、突然内部洗浄を自動で始めます。その後、電源が切れます。
その自動内部洗浄のおかげで、マシン自体が長く使っても故障知らずで、毎回味が変わらないコーヒーを飲めるのではないかと思います。
デロンギのコーヒーメーカー 口コミ
筆者の事務所で長く使用しているデロンギのマシンは、もしかすると、個体差があって良いものだったのかも知れません。
コーヒーメーカーとしては、かなり高額な方ですが、機械製品である以上、壊れる可能性はあります。
amazon等のカスタマーレビュー等から、口コミの紹介と解説について紹介をしてまいります。
デロンギのコーヒーメーカーの口コミ 薄い
デロンギの全自動コーヒーメーカーで入れたエスプレッソやレギュラーコーヒーの味が薄いという問題です。
デロンギの全自動コーヒーメーカーでは、コーヒー豆の挽き目と豆の量と水の量を、最初に設定するようになっています。そうして、コーヒーを楽しんでいたら、ある日、なんだか薄い気がする、ということが起こる場合があります。
これは、メンテナンスの章で紹介しましたが、コーヒーを入れるホッパー内部のクリーニングをしていないために、豆がスムーズにミルに流れていかないために、豆の量が適量になっておらず、起こる現象です。
ホッパー内部の、特にスロープ部分の油分をキレイに拭き取ることです。コーヒー豆は、焙煎度合いが強いほど、オイルが表面に出てきます。浅煎りの豆ばかり飲んでいる人の場合は、この現象は起きないかも知れません。
筆者のマシンがこの現象が起きたときに、スロープの途中でコーヒー豆が止まっている現場を発見し、気づいたものです。豆がスロープに沿って滑る落ちていくようになるまで、キレイにしてあげることで解決しました。
デロンギのコーヒーメーカーの口コミ 豆の量
全自動コーヒーメーカーを使用している人の中には、一杯ごとに豆の量を量って入れる人もいるようです。しかし、その場合、適量の豆が挽かれずに、ミルの回転が終了してしまう可能性があります。
デロンギの全自動コーヒーメーカーでは、豆の挽き目と豆の量(ミルの稼働時間)を好みに合わせて、設定するようになっています。
ホッパー内の豆の量が1杯分の豆しか入っていないなどの、豆が少ない場合に、回転するミルから、豆がはじかれてしまいます。ミル部分からホッパー内で、少量の豆がはねている状態が起きてしまい、ミルが空転している時間が発生してしまいます。つまり、適量の豆が挽かれていない状態です。
つまり、ホッパー内には、コーヒー豆は、抽出する分量以上の豆が一定量入っていて、ミルが回転を始めると、豆がはねたりせず(他の豆がはねて空転することを防止する)に、挽き目調節と挽く時間調節(量)によって、コントロールされた分の豆の量が挽かれるということになります。
あるいは、1杯分を測って入れたはずなのに、ミルの中に豆が残っていたと知り、次回からミルの回転時間を長く設定すると、ミルの空転時間が長くなってしまい、故障の原因につながる可能性があります。
ホッパーがあって、豆を入れておくように設計されているコーヒーメーカーの場合、豆の量は、最低でも2〜3杯分は入れておく方が良いです。ホッパー内の容量が多いのには、そういう理由があるということです。
コーヒー豆は、挽いてしまった豆の場合、常温でも冷蔵でも賞味期限は、2週間ほどしかありません(冷凍ならもっと保ちます)が、開封後でも豆のままなら1ヶ月ほどは持ちます。デロンギの場合、せめて2〜3杯分をホッパーに入れておいて、適正な豆の量が挽かれるようにしていないと、適量分の豆が粉になりません。つまり、味の薄いコーヒが出来上がってしまうということになります。
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