コンビニコーヒーは、今ではすべてのコンビニで扱っていますが、先駆けはやはりセブンイレブンです。
現在のドリップ方式の大きなマシーンで飲まれるようになったのは、2013年からです。
セブンイレブンのコーヒーマシンについて、深掘り調査しました。
セブンイレブンのコーヒーマシン|機械メーカーは富士電機
これまでに、セブンイレブンで、コーヒーを飲んだ方も多いと思います。
レジの横には、かなり大きなコーヒーマシンが設置されています。
2011年にセブンカフェの計画(実際の販売は2013年1月から)ができ、コーヒーマシンは富士電機、コーヒー豆は三井物産(後日、丸紅も参画)、紙コップは東罐興業が担当して開発しました。
マシンとカップ・マドラーのデザインは、佐藤可士和が担当しています。
セブンイレブンのコーヒーメーカーはレンタル及び価格は社外秘
セブンイレブンのコーヒーメーカーのマシンに関する情報は、ネット上にも見つかりません。
セブンイレブンの社外秘の要素も多いようで、価格についても、全く情報がありません。
コンビニ同業のお店でも、価格に関する情報は掴めていない様子。
セブンイレブンのコーヒーの歴史
1980年代前半から、店頭のコーヒー販売は行われていました。
しかし、当時は店頭のコーヒーサイフォンで作られていたが、マニュアル通りに作られないこともあり、またホットコーヒーは、作り置きもできないため、1時間で捨てていた。
その後、キーコーヒーが開発したマシンを導入したが、欠点(悪臭)があった。
1990年代には、カートリッジ方式に切り替えたが、不評に終わっている。
2002年には、「バリスターズカフェ」を開始し、全国2000店まで展開したが、売り上げ的には成功はしなかった。
その後2011年に、現在の基本形となるセブンイレブンがプロジェクトリーダーとなる形で、2年間の開発期間を得て、2013年にセブンカフェの展開を開始した。
これが成功し、2013年9月には、16,000店まで設置を完了して2億杯、12月には3億杯まで、売上を伸ばしました。
セブンイレブンのコーヒーマシンの仕組み|タッチパネル・センサー
2018年12月から、セブンカフェに新型のマシン導入が始まっています。
従来型のマシーンは、ボタン方式だったが、新型ではタッチパネル方式に変更されています。
カップのサイズを自動検知するセンサーが搭載されています。
カップを指定場所に置くと、ホットかアイス、さらにレギュラーとラージが検知されるようになっており、従来型のマシーンで起きていたボタンの押し間違いを防止している。
(筆者は、レギュラーのカップにラージのボタンを押して、溢れさせてパニックになっている人を見かけたことがあります。)
まとめ
各コンビニも、店頭の「入れたてのコーヒー」の販売に追随しているが、セブンイレブンが圧倒的1位を継続しています。
スタバより美味しいという声まであります。
過去に失敗がありながらも、美味しいコーヒーを入れるために、2年間の準備と開発の上で、出来上がったセブンカフェの秘密は、やはりコーヒーマシンにありそうです。