無印のコーヒーメーカーが販売終了はなぜ

無印 コーヒーメーカー

無印良品にも豆から挽くことが出来る、コーヒーメーカーがあります。

その名も「豆から挽けるコーヒーメーカー」という名前です。数ある専門メーカー等よりも注目を浴びるのは、やはり無印が作るコーヒーメーカーに、ユーザーの関心が高まったからでしょう。

しかし無印のコーヒーメーカーは一定の人気を集めていたものの、結果的には販売終了してしまいました。具体的な理由について公式の発表等はなされていません。

目次

無印のコーヒーメーカーが販売終了はなぜ

豆から挽けるコーヒーメーカーとは、解説文のような名前がついてるところがユニークなコーヒーメーカーです。

さて、注目の無印良品のコーヒーメーカーは、どんなコーヒーメーカーだったのか、です。

無印良品のコーヒーメーカーが販売終了した理由

無印良品のコーヒーメーカーが販売終了した理由は、具体的な情報が提供されていないため、明確には言えません。しかし、以下の要因が考えられます。

コーヒーメーカーの販売不振

コーヒーメーカー市場は競争が激化しており、他のブランドや製品との競合に直面していた可能性があります。売上が予想に達せず、利益を上げることが難しかったため、無印良品は販売終了を決断した可能性があります。

技術的な問題

コーヒーメーカーは複雑な機械であり、品質や信頼性の問題が発生することがあります。もし無印良品のコーヒーメーカーに品質上の問題があった場合、それが販売終了の一因となった可能性があります。ユーザーからの評判については詳しく後述しますが、実際厳しい評価を受けていた状況があります。

企業の戦略変更

無印良品は幅広い製品ラインナップを持つブランドであり、時折製品の入れ替えやラインナップの見直しを行うことがあります。販売終了は、無印良品が新たな製品やカテゴリーにリソースを注力するための戦略的な決定である可能性も考えられます。

無印のコーヒーメーカーの特徴|無印良品初のコーヒーメーカー

品質や素材の良さのイメージが強い無印良品から、2017年にコーヒーメーカーが発売されるということで、期待が高まったユーザーが多かったと思います。

無印良品のコーヒーメーカーの特徴や人気の理由

・シンプルなデザイン|外観デザインはシルバーが強くスタイリッシュな印象で、カッコイイと思ったユーザーも多かった
・使いやすさ|高額コーヒーミルにしか採用されていないフラットカッター(フラットディスク)付きという方式で、豆を挽く
・高品質なコーヒーの抽出|ハンドドリップに最適な87度という湯温に設定し、さらにハンドドリップに近づけるために、6つの穴から斜めにシャワー状にお湯が注ぐ仕様が採用されていました
・手頃な価格

コーヒーメーカーとして魅力ある特徴があり、それが理由となり人気を集めていました。

コーヒーメーカー無印の評判は厳しい|機構上の改良を望む声

全てがきちんと機能していれば、なかなか高機能高性能なコーヒーメーカーでした。

しかし、実際のユーザーの評価は、味が美味しいと言っているユーザーがいる反面、かなり厳しい評価のユーザーが少なくないし、同じ症状の人が複数います(amazonや価格.comのカスタマー評価を分析)。ユーザーの言葉は、残念ながらもっともと言える声が多く、改良を望む声も多い様ですが、修理はもっぱら、ツインバード頼みのようです。

その結果、ツインバードの技術が高くなり、2018年発売のツインバード製コーヒーメーカーに活かされたものと思います。

以下、ユーザーの声からの抜粋です。

・ミルの音が大きすぎ

・ミルは、豆が弾き終わってるのにしばらくの間、回転を続けている(1人分の豆でも1分半以上は回転を続ける仕様)

・水タンとの取り出しとドリッパーを取り出すために前面パネルを開く方向が逆方向で、本体の周りには何も置いておけない。

・ミルの上のホッパー部分に、豆が落ちないで残っていることが度々ある。

・5段階の挽き目が設定されているが、細かく挽くことが出来ない。

・短い間に価格の値下げが続き、発売当初に買った自分はとても不満。

・完成しても通知音などがないので、終わったのかどうか分からない。

無印のコーヒーメーカーのメーカーはツインバード

作ったのは、ツインバード工業です。設計製造等に関して、どこまで無印が関わっているのは、分かりません。

興味深いのは、翌年、更に翌年と、ツインバードは自社で全自動コーヒーメーカーの発売を開始して、テレビ番組でも美味しいコーヒーが入れられる機種として、1位を獲得しています。

まさか、無印での製造での失敗を改良し、販売開始したかのような印象すらあります。

一方で、無印良品は、未だに4年前のコーヒーメーカーを販売しており、価格は半値以下に値下がりをしています。何故改良して新製品を発売しなかったのか。何故ツインバードが自社で改良し販売してしまったのか。

比べるとよく分かりますが、外観デザインはまったく違いますが、ミルの方式がそのままフラットディスクになっていること、5段階の挽き目が出来ていないと指摘され、ツインバードの新製品は3段階だけの挽き目になっています。シャワー状のドリップも同じです。

ただ、細部が改良され、無印のような不具合が起きにくくなっているようです。更に、コーヒー業界のレジェンドとも言われる人物を登場させ、コーヒーの味加減について、監修してもらい、調整も行ったのでしょう。その結果、2018年発売のツインバードのコーヒーメーカーは、評判も良く売れていたように思われていました。

無印のコーヒーメーカーは販売終了|理由は?

無印のコーヒーメーカーは、豆から挽いて淹れることができる全自動のマシンです。

このコーヒーメーカーは、プロのハンドドリップを再現した機能が多数搭載されており、豆の香りと味を最大限に引き出します。しかし、残念ながらこのコーヒーメーカーは現在販売終了しています。一部の情報では、2023年2月7日に販売終了したとされています。販売終了した理由は明らかにされていませんが、一説によると、生産コストやメンテナンスの問題があったと言われています。

無印のコーヒーメーカー一人用|一人暮らしに最適 MJ-SCM1

こんなコーヒーメーカーもありました。

1人用のコーヒーメーカーです。ただ、2021年6月現在販売は終了しています。機能を抑えており、粉から入れるタイプのコーヒーメーカーとして、シンプルで良かったのですが、現在は販売終了しています。

まとめ

無印のコーヒーメーカーは、ユーザーから期待をされて販売した製品でしたが、画期的な機能を随所に作ったものの、検証不足のまま販売してしまった印象があり、細部の積み重ねが不足していたために、ユーザーの期待を逸してしまいました。

そして2023年2月に販売終了してしまいました。具体的な理由は公表されていません。しかしプロのハンドドリップの味を再現しようとする発想など魅力ある商品だっただけに残念です。ユーザーの評判から推察すると、機構上の不具合などが改善できなかったことが原因なのかもしれません。味はいいという評価があっただけに、勿体ない製品でした。

関連記事

  1. 器具
  2. コーヒーの器具の選び方と特徴
  3. コーヒーメーカー各社の特徴と選び方
  4. デロンギの全自動コーヒーメーカーを検証|国内製品との違い
  5. 無印のコーヒーメーカーが販売終了はなぜ*当記事
  6. メリタのコーヒーメーカー|製品ごとの口コミと手入れについて
  7. アイリスオーヤマのコーヒーメーカーは買いなのか?
  8. コーヒーメーカーを一人暮らし用に|ポイントは置き場所と使いやすさ
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次