アイリスオーヤマでは、3年以内に発売された新商品が販売中商品の5割以上になることを目指し、週に1回の新商品開発会議を行い、常に新しい製品を販売している会社です。
そんなアイリスオーヤマが作ったコーヒーメーカーが果たして買いなのか、紹介いたします。
アイリスオーヤマのコーヒーメーカーは買いなのか?
アイリスオーヤマは、ジェネリック家電のアイリスオーヤマは、ジェネリック家電の1社としても知られ、過去には大手メーカーをリストラされた優秀な人材を採用し、自社のアイディアと彼らのノウハウで、商品を開発しています。
アイリスオーヤマのコーヒーメーカーの評判・口コミ
アイリスオーヤマのコーヒーメーカーに求められるイメージや評判は、最新の高機能製品を作る会社というより、機能を絞り込んで安く抑えた商品や、一世代前のトップ商品と同じ機能なら、価格が半額程度に安いという評価・評判があります。
ただ、実際のマーケットでは、アイリスオーヤマ以外にもジェネリック家電メーカーがあることと、ミル機能がついていない製品も、同様にコーヒーメーカーという商品名で販売されており、ユーザー側としては選択に苦労するところです。
アイリスオーヤマのコーヒーミル人気機種と最新機種
ミル付きの全自動タイプのコーヒーメーカー「IAC-A600」が人気です。2017年3月の製品で、現行製品なので、人気のモデルといえます。まさに余計な機能を削ぎ落としたシンプルな機種です。単に豆をそこそこの挽目(2種)で挽き、メッシュフィルターでドリップするという事に特化しています。
amazonのユーザー評価は3.7で、コメントで気になるのは、数ヶ月から1年ほどで、故障しているというコメントです。 使い始めの評価は、比較的良好なのに、1年後に壊れて、評価を下げるコメントしている人もいます。高評価をしている人は、この価格でのコストパフォーマンスを褒めちぎっています。
アイリスオーヤマでは人気商品という位置づけにあると思われ、3年後(2020年2月)に、外観カラーをホワイトとブラックに変更した製品を2機種追加販売しています。実は、このホワイトとブラックがアイリスオーヤマのコーヒーメーカー最新モデルです。
こちらの製品CMK-652-Bは、ミル機能がない製品では最新モデルです。単にお湯を沸かして、フィルターでドリップするだけの機能に特化しています。ですから、価格も安い。コーヒー豆の粉を入れて、水をセットしたら、スイッチをオンするだけです。amazonユーザーの評価は3.8です。あまり高くはありません。ただネガティブ評価の半分は、故障や使い勝手の悪さに通じるものです。後の半分の方は、コストバランスを見ていない気がします。
アイリスオーヤマのコーヒーメーカーのフィルター
アイリスオーヤマのコーヒーメーカーには、フィルターがついています。付属のフィルターを使えば、ペーパーレスでコーヒーを飲むことが出来ますので、エコな感じはします。
ただ、個体差がある可能性はありますが、製造過程で不純物がフィルターに残っていると感じられるユーザーコメントがありますので、使い始めには、お湯を使って煮出すなどの一手間をかけたほうが良いです。
アイリスオーヤマのコーヒーメーカー CMKぬるいという口コミ
CMK-652-Bのユーザーの一部に、「ぬるいかも?」という口コミがあるようです。この機種は、サーバー下部分に保温機能がついていますので、ぬるいという状態にならない設計になっています。実際に、他のユーザーの声・A600も含めて、ぬるいという声が聞かれないので、故障の可能性があるかもしれません。もし、故障によって、ぬるいという状態にあるようでしたら、メーカーに問い合わせをするようおすすめします。
ただドリップコーヒーで注ぐお湯の温度は、通常85度前後に設定されています。コーヒーショップや喫茶店では、80度〜90度程度の範囲でお店側が自店の味作りをしています。抽出されたコーヒーは70度程度が適温とされています。もしかすると、90度以上の湯温で入れ慣れてしまっているユーザーは、コーヒーメーカー各社の設定温度にぬるいと感じるケースもあるかも知れません。
コーヒー豆に注ぐ湯温が、意外に高くないのは、80度〜90度で甘みや酸味と香りが最もたつからです。90度以上では苦味が強くなり、95度以上になると、酸味がなくなり苦味だけになってしまうのです。
アイリスオーヤマのコーヒーメーカー 説明書
アイリスオーヤマのコーヒーメーカーの取扱説明書は、Web上に公開されていますので紹介いたします。
なお、形式番号の左はカラーについての表示(黒はBLIAC、白はWLIAC、赤はIAC)で、A600自体の機能は共通です。
アイリスオーヤマ コーヒーメーカー テレビで紹介「サタプラ」
2021年1月18日に、テレビ放送された「サタデープラス」をご覧になりましたでしょうか。
アナウンサー清水麻椰がコーヒーメーカー15種類を検証するという企画でした。それぞれのコーヒーメーカーを5つの項目(機能・操作性・手入れのしやすさ・香り・味)でチェックしました。
途中、香りと味のチェックには、バリスタ日本チャンピオン(岡田さん)が酸化しての徹底検証でした。
その結果選ばれたのは、意外なメーカーでした。1位がツインバード工業の全自動コーヒーメーカー「CM-D457B」でした。そして、2位はなんとアイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカー「IAC-A600」でした。特に、香り部門では15機種中で1位でした。
アイリスオーヤマのコーヒーメーカー 女性が選ぶコーヒーメーカーランキング
株式会社こどもりびんぐ(園児とママの情報誌を展開)では、2020年に女性が選ぶ商品やサービスに対しての調査を行いました。結果をウーマンリサーチとして公開しています。
その結果、アイリスオーヤマのコーヒーメーカーは、「ドリップ式全自動ミル機能付きのコーヒーメーカーの利用満足度で1位」を獲得しています。操作が簡単なところが評価されたのかもしれません。
アイリスオーヤマのコーヒーメーカー ヨドバシでは販売終了
ヨドバシカメラでは、たくさんの在庫を抱えた販売をしておらず、新規発売から一定期間をすぎると、「販売を終了しました」が表示されます。
amazonや楽天等では、まだまだ販売継続しています。評価コメントはあくまでも、個人の感想に基づくものです。
アイリスオーヤマのコーヒーメーカーについては、厳しい評価がある一方では、テレビ「サタプラ」や、若いママさんを顧客にもつ「こどもりびんぐ」の調査ランキングでは、1位2位を獲得しています。
アイリスオーヤマのコーヒーメーカー 手入れ・洗い方について
コーヒーメーカーが不調にならずに、美味しくコーヒーを飲み続けられるためには、手入れをしてあげる必要があります。磨き剤などは使わないで下さい。中性洗剤が良いです。
基本的には、使用した後、早めに手入れをすることです。日常的な洗い方は以下の通りです。
1)本体から、水タンク・メッシュフィルターを取り出し、お湯出口のカバー(外すときは反時計回り)も外します。
2)コーヒーサーバーのフタも取り外し、外した水タンク・フィルター・お湯出口のカバーと一緒に洗います。
3)水タンクは、ミル部分にも水を入れて、下についているしずく漏れ防止弁を押して、水を洗い出します。特にミル部分は、洗った後で、良く乾かして下さい。
数ヶ月に1度、本体内の内部洗浄の手入れもして下さい。長く使用していると、水分中の石灰等が水路に付着して、お湯の出が悪くなったりします。ですので、重曹やクエン酸を入れた水(2%程度の薄い濃度)をタンクに入れ、コーヒー豆を入れずに、スタートボタンを押して抽出作業を2〜3回繰り返します。
メーカーでは、クエン酸洗浄をおすすめしています。
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