ダイエットやなんらかの病で、糖質制限をしてる人は多いと思います。
砂糖に限らず、米などの炭水化物にも糖質は多く含まれています。
あまいお菓子やケーキ、米はよく言われますし、分かりやすいですが、コーヒーはどうでしょう?
普段から好きでよく飲むなら、コーヒーの糖質も気になります。
インスタントやレギュラーで違いはあるのか?
コーヒーに入れる、砂糖やミルクの糖質はどれくらいなのか?
そのあたりをまとめました。
コーヒーの糖質はゼロに近い
コーヒー自体に糖質はどれくらいあるでしょうか?
いろんなブラックコーヒーの糖質を見ていきます。
コーヒー糖分はほとんど無いに等しい
例にあげるコーヒーは、みんなの身近にあるセブンイレブンのコーヒーです。
ホットコーヒーの糖質量
- Rサイズ 0.8g
- Lサイズ 1.2g
アイスコーヒーの糖質量
- Rサイズ 1.4グラム
- Lサイズ 1.9グラム
一応、ローソンも見てみましょう。
ローソンのホットコーヒーの糖質量(データは炭水化物量)
- Sサイズ 1グラム
- Mサイズ 1.3グラム
- Lサイズ 1.4グラム
大きくは変わりません。
ブラックコーヒーの糖質量は、完全にゼロではありませんが、ほとんど無いに等しいということです。
スティックコーヒーの糖質量
抽出したコーヒー、つまりレギュラーコーヒーの糖質は、ほとんどありませんでした。
では、スティックタイプなどのインスタントはどうでしょう?
「ちょっと贅沢なコーヒー店 スペシャルブレンド」では、炭水化物(糖質)は1.35グラム。
やはり、ブラックなら糖質はほとんどありません。
しかし、同じスティックタイプでも、乳成分や糖分があると、糖質は一気に増えます。
例えば、「ブレンディのスティックカフェオレ 甘さなし」では、炭水化物は5.1グラム。
コーヒーの糖質はミルクやコーヒーフレッシュ・砂糖で増える|糖質を抑える方法は
コーヒー自体に糖質はほとんどありませんが、ミルクや砂糖は糖質の塊です。
コーヒーのお供といえる近い存在なので、糖質制限には大敵です。
コーヒーミルク(牛乳)の糖質量
コーヒーにミルクと言えば、ミルク(牛乳)とコーヒーフレッシュがありますね。
牛乳の糖質は100グラムあたり、4.8グラムです。
セブンイレブンのカフェラテを見てみると…
セブンのホットカフェラテ
- Rサイズ 糖質7.7グラム
- Lサイズ 糖質11.4グラム
砂糖なしのコーヒーに、ミルク(牛乳)が入るだけで、糖質はここまで上がります。
コーヒーフレッシュの糖質量
では、コーヒーフレッシュはどうなのか?
コーヒーフレッシュは、原料はミルクではなく、水と油から出来ています。
そのため、一個あたりの糖質は0.2グラムです。
これが良いのか悪いのか、少なくともミルクとは違います。
ちなみに、砂糖は1グラムがそのまま糖質1グラムになります。
豆乳コーヒーの糖質量
牛乳は糖質が多いと分かりましたが、豆乳ならどうでしょうか。
豆乳は調整と無調整があるので、分けて見る必要があります。
100グラムあたりの糖質では
- 調整豆乳 4.5グラム
- 無調整 2.9グラム
調整豆乳は飲みやすくするのに、あまさなどを加えて味付けしています。
それでも牛乳の4.8グラム(100g中)よりは少ないのです。無調整なら半分近くも少くなります。コーヒーに、ミルクを入れたい派であれば、豆乳は良い選択肢になります。
コーヒーと糖質、そして中性脂肪の関係
中性脂肪は、体内でエネルギーの元となる重要な栄養素です。しかし、食べ過ぎで増えたり、運動不足で使い切れずに残ると脂肪細胞と身体に残ってしまいます。
中性脂肪は、元々は糖質から作られています。コーヒーの糖質は、1回ごとは少ない分量でも、ミルクなどで糖質が加えられた状態で飲み続けていれば、中性脂肪を増やす原因になっている可能性もあります。
コーヒーを飲むことで、コーヒーに含まれるポリフェノール(クロロゲン酸)が中性脂肪を減らしてくれる働きに期待できます。
コーヒーの糖質を抑えるには砂糖の代わりにメープルシロップ
砂糖は、糖質が高いです。
糖質を抑えるには、砂糖の代わりを、試してみるようおすすめします。砂糖の糖質は100gあたり99.2gです。はちみつは79.7g、メープルシロップなら66.3gになります。
甘みは、はちみつが一番強く、次いで砂糖、メープルシロップの順です。カロリーが多いのは、砂糖が一番、2番がはちみつ、一番低いのはメープルシロップです。
他の栄養素では、砂糖には糖分しかありませんが、はちみつとメープルシロップには、ミネラルが豊富です。栄養が最も豊富なのは、実はメープルシロップなのです。
カリウム・カルシウム・マグネシウムが、豊富です。
コーヒーに入れたときの味は、はちみつには少しクセがありますが、メープルシロップは自然な甘みがあり、気になるクセは感じられないはずです。
コーヒーの糖質を抑えるには、砂糖の代わりに、メープルシロップがイチオシです。
コンビニコーヒーの糖質量|タリーズやスタバの場合は
お店のコーヒーの糖質量をチェックしてみました。
コンビニコーヒーの糖質(炭水化物量)
各コンビニの糖質量は以下の通りです。(糖質+食物繊維=炭水化物)
- セブンカフェ(セブンイレブン)ホットコーヒーR |糖質1.0g
- セブンカフェ(セブンイレブン)ホットカフェラテR |糖質7.8g
- ファミリーマート ブレンド |炭水化物1.0g
- ファミリーマート カフェラテ |炭水化物6.4g
- ローソン コーヒーM |炭水化物1.0g
- ローソン カフェラテM |炭水化物7.0g
タリーズコーヒーの糖質
タリーズでは、沢山のコーヒーが用意されています。
当ページでは、その一部を紹介します。
- 本日のコーヒー ショート1.5g|トール2.3g|グランデ3.1g
- カフェラテ(牛乳) ショート8.1g|トール10.5g|グランデ13.9g
- カフェラテ(無脂肪乳)ショート12.2g|トール15.9g|グランデ20.7g
スタバ コーヒーの糖質
スタバのコーヒーの一部を紹介します。
- コーヒー 炭水化物3.3g
- スターバックスラテ 炭水化物16.9g
- ソイラテ 炭水化物10.1g
コーヒーは糖質制限中の飲み物として最適
コーヒー自体には、前述の通り、ほとんど糖質を含んでいません。
ですので、糖質制限のダイエットをしている方でも、気にしないで飲むことが出来ます。ただし、ブラックコーヒーです。
あるいは、コーヒーフレッシュ1個なら、0.2gですので、OKと考えて良いでしょう。ミルクと砂糖は要注意です。
また糖質制限中の方ならば、バターコーヒーにも関心があると思います。バターコーヒーにも、糖質はほとんど入っていません。
もしかすると、脂質が気になる方がいるかも知れませんが、バターコーヒーで使う脂質は、身体に残りにくいものです。
バターコーヒーは、グラスフェッドバターとMCTオイルを加えて、よくかき混ぜたものです。グラスフェッドバターは、牧草だけで育った牛の牛乳から作られたバターで、通常のバターと違い、不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
通常のバターの脂質が、飽和脂肪酸であり、体に残りやすいことに対し、不飽和脂肪酸は植物や魚に含まれる脂質で、太らない脂質と言われています。
またMCTオイルは、中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームに含まれる脂質です。吸収・消化が早く、糖質制限中のエネルギー補給になるとされます。ですので、糖質制限中の方や、ダイエット中の方の中には、朝ごはんは、バターコーヒーのみという人もいるのです。
以上のように糖質制限中の飲み物に、コーヒーは最適です。ただし、コーヒーのカフェインは、飲み過ぎると、体調不調を起こします。
コーヒーは糖質の吸収をおだやかにするメリットがある
食べないダイエットをしている方が、コーヒーを飲みすぎると、コーヒーのカフェインとポリフェノール(クロロゲン酸)が胃を刺激し、体調不調を招きやすくなるので、飲み過ぎには注意が必要です。
ただ、もう一つの側面では、コーヒーを飲むと、血糖値の上昇が抑えられるという効果があります。糖質の吸収が穏やかになるのです。
糖質の吸収が穏やかになるということは、ダイエット面、さらに健康面でも良いことなのです。何故なら、糖質の吸収が穏やかということは、血糖値の上昇が穏やかですので、脂肪の形成が抑えられることにもなります。
まとめ
コーヒー自体の糖質は、ほとんど無いのです。関係するもので、糖質が多いのは、砂糖とミルクです。
砂糖は、入れないのが一番ですが、苦いのが苦手なら、メープルシロップを試してみて下さい。飲みやすいはずです。
ミルクは、コーフレッシュか豆乳に変えてみて下さい。コーヒーフレッシュは大量に取ることはおすすめできないので、健康面から考えれば、豆乳ということになります。ソイラテも美味しいですね。
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