コーヒーはカフェインの語源とされ、飲み方によって健康にも良い効果が期待される飲み物です。
しかしカフェインの効果が明確にあることで、コーヒーを飲む対象によっては、効き過ぎてしまうという現象もあります。
コーヒーと体調不良|注意が必要な関係
コーヒーほど長く誤解されてきた飲み物はないのではないかと思います。
近年では、医師本人の記事や、諸外国の大学等の研究チームによる研究結果によって、コーヒーが健康飲料として認められるようになりました。
結局のところ、飲み過ぎや砂糖ミルクの取りすぎが問題なのであって、適量に飲むコーヒーは健康の助けになる飲み物です。
しかし中には思い過ごしではなく注意すべきケースもあります。
生理中のコーヒー
女性の生理中の痛みについて、カフェインの血管収縮作用が関係しているのではないかという説があります。生理痛を悪化させる可能性があるというのです。
しかし、東京の産婦人科医の発言では、逆に痛みと無気力感を和らげる、とされています。賛否両論です。またコーヒーのポリフェノール(クロロゲン酸)が血行を調整し、血行促進や冷えを改善してくれる可能性もあるのです。
但し一方ではコーヒーに含まれるタンニンが体の鉄分を吸収してしまうともいわれます。貧血の可能性が出てきます。つまりコーヒーによって、良くなることと悪化する可能性と両方あるということです。
授乳中のコーヒーは注意
結論から言えば授乳中のコーヒーにはデメリットしかありません。
授乳中のカフェイン摂取はについては、諸外国でも告知されています。通常時の半分の数量を上限にしているのが一般的です。但しそれはあくまでも目安であり実際には個人差で違います。
最大のリスクは、母親ではなく赤ちゃんへの影響です。体が小さい赤ちゃんにとって、微量のカフェインでも強い影響が出てしまいます。
妊婦もコーヒーは要注意
妊婦さんも自分が飲んだコーヒーが、お腹の子へ影響するリスクがあることを覚えておく必要があります。またカフェインによって、流産や早産の可能性があるとも言えれます。
どうしてもコーヒーや緑茶・紅茶をやめられない人は、ノンカフェインコーヒーなどに変えることです。カフェイン量は、紅茶はコーヒーの約半分、緑茶はコーヒーの3分1(玉露はコーヒーの4倍以上)含まれています。チョコレートにも含んでいます。
コーヒー以外も含めて妊娠中のカフェイン摂取量について、要注意です。
子供が小さいうちは飲まない方が良い
カフェインの影響は体の大きさが関係しています。カフェインの影響は年齢ではなく体格体重で考えておく方が良いです。つまり体の小さい人の方がカフェインの影響を強く受ける可能性があるということです。
諸外国では大まかなカフェイン量の上限を告知していますが、国によっては体重あたりのカフェイン量を告知している国もあります。
一般的に小学生の年代の体重は、高校生の半分ほどです。100mgのカフェインを分解できる目安が体重50kgとも言われます。全国の体重平均でいえば、目安となるの中学2年か3年あたりということになります。
それより小さい子供がカフェインを一定量とると、眠れない・脱水症状・体力消耗などのリスクがあります。
猫や犬も家族の一員|コーヒーはNG
猫や犬を飼っている方もコーヒーには要注意です。ペットではありますが、一緒に暮らしている人は家族の一員となっているはずです。
犬や猫は飼い主の食べてるものに興味を示します。飼い主が目を離した隙に飲んでしまうかもしれません。一度だけ舐める程度で中毒になるようなことはありませんが、小さい犬や猫は特に体への影響が強く現れる可能性があります。
まとめ
コーヒーに含まれるカフェインは、適量なら体に良い効果をもたらしてくれます。ですので薬にも配合されています。
しかし体の小さい子供や赤ちゃん、あるいは犬や猫にとっては、強く作用してしまうリスクがあります。コーヒー好きの方は、飲みかけのコーヒーを放置しないように、注意しましょう。
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