尿路結石の原因はコーヒー?それ以上に可能性強い食べ物と飲み物

「コーヒーを毎日飲んでいると尿路結石になりやすいって本当?」「激痛で有名な結石を予防するにはどうすればいい?」と不安に感じていませんか?

確かに尿路結石患者の7割は食事が原因で、その8割がコーヒーや紅茶によるシュウ酸摂取と判明しています。しかし、完全に禁止する必要はありません。

この記事では、コーヒーと尿路結石の関係を医学的根拠とともに詳しく解説。シュウ酸含有量の比較データから、簡単で効果的な予防法「コーヒーにミルクを加える」理由まで分かりやすくお伝えします。

読み終わる頃には、コーヒーを安心して楽しみながら結石リスクを大幅に下げる具体的な方法がマスターできるでしょう。

目次

尿路結石はコーヒーが原因かも?

コーヒー 腎臓 結石 (2)

たまに体から石が出てきたなんて聞くことありまよね。

あれは腎臓でつくられたもので、尿管に詰まると激痛が走るたいへんなものです。

尿路結石と尿管結石の違いは?|コーヒー

尿路結石とは、腎臓からの尿の通り道である、尿管・膀胱・尿道に、石ができる病気です。

ですので、尿管結石は、結石が尿管にあれば、尿管結石とも言います。

石ができたとしても、流れて出てしまえば問題ではないのですが、途中で止まると、かなり大変です。

例えば尿管の中で結石が動くと激痛が走ることになってしまいます。

さらに、尿管が詰まってしまうと、腎臓に尿が溜まることになり、激痛になってしまうのです。

一般的には、肉ばかり腹一杯食べて、水分が少ない食生活をしていると、出来やすくなります。

水分を取ればいいと考えて、アイスコーヒーをガブガブ飲んだりするとさらに、結石ができるリスクが高まります。

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尿路結石はの原因は腎臓でつくられるコーヒーのシュウ酸かも

尿路結石は、腎臓内のシュウ酸の濃度が高くなると、出来やすくなります。

シュウ酸と腎臓内のカルシウムがくっついて、シュウ酸カルシウムの結晶、つまり結石ができます。

コーヒーには、このシュウ酸が含まれています。

実は前述のアイスコーヒーをガブガブ飲んだり、ホットコーヒーでも1日の摂取量が多い人は、シュウ酸の摂取量も多くなっているのです。

結石が、腎臓から尿路結石となり詰まると、背中や脇腹に激痛が走るというわけです。

この激痛は、尿路に石が当たって出るのではありません。

詰まった所より上で尿がたまり、腎臓が圧ぱくされて痛みが出ます。

普通は、結石が出来ても、小さいので流れますが、大きな結石は危険です。

関連する他の情報などをまとめた「コーヒーと肝臓のまとめ記事」もあわせて参考にしてみてください。

尿路結石の原因はコーヒーがシュウ酸濃度を高める

尿路結石の患者さんの7割は、原因が食事によるものです。

しかも、その原因となる食事によるシュウ酸の8割が、コーヒーや紅茶だと分かっています。

コーヒーが結石の原因?と言われる理由は、シュウ酸にあるということなのです。

それは、コーヒーにシュウ酸がたくさん含まれているからです。

ただし、シュウ酸カルシウムを多く含む食べ物(飲み物)は、コーヒーに限りません。

ほうれん草・筍・サツマイモ・レタス・ブロッコリー・なす・ピーナッツ・チョコレートや、飲み物では紅茶・緑茶・ココアにも含まれます。

合わせて、動物性脂肪をたくさん取ると、腸内でシュウ酸が増えてしまいます。

コーヒーの飲み過ぎが尿路結石の原因|何杯までなら大丈夫か

前述の通り、コーヒーに含まれるシュウ酸が尿路結石の原因になる可能性があるのです。

コーヒーや紅茶を飲みすぎれば、結石ができる可能性が高くなるということです。

コーヒー何杯までなら大丈夫なのか、気になるところです。

実際には、摂取したシュウ酸と、摂取した水分量など、複合的な要素があり、コーヒー何杯という目安を考えるのは、難しいです。

コーヒー以外にも、シュウ酸を多く含んでいる食品は多くあります。

摂取しているシュウ酸が多めであっても、摂取している水分量が多ければ、結石ができるまでにはなりません。

但し、コーヒーを何杯までなら大丈夫なのかの判断は難しいです。

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尿路結石はコーヒーが原因の場合の対策

コーヒー 腎臓 結石 (3)

シュウ酸カルシウムを食品から食べることで、結石のリスクが高まることは解説したとおりです。

コーヒーにもリスクはありますが、そのほかの食品にもシュウ酸カルシウムは含まれているのです。

注意することは、肉ばかり食べないこと、塩分や砂糖の取りすぎもリスクがあること、柑橘類(みかん・レモン・グレープフルーツ)を取る(柑橘類のクエン酸が結石をできにくくする)こと、です。

また、コーヒーを楽しむ上で、注意した方が良いことは、以下の通りです。

尿路結石対策のためにコーヒーにミルク・牛乳を入れて飲む

尿路結石を予防するには、シュウ酸を含むコーヒーや緑茶、紅茶を飲まなければ良い・・・?。

さすがに、そこまでする必要はありません。

コーヒーなどに含まれるシュウ酸は、カルシウムとくっつきます。

なので、はじめからカルシウムとセットでとることで、腎臓に入る前にくっつけてやればいいのです。

そうすれば、シュウ酸は胃や腸で使われて、尿ではなく便として出ていきます。

つまり、コーヒーにミルクというカルシウムをまぜて飲めば、解決です。

紅茶も同様です。

緑茶にミルクは、さすがに微妙ですが、小魚なりのカルシウムをつまみに飲めば大丈夫です。

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尿路結石対策するならコーヒーで水分補給はしない

結石ができるもう一つの原因は、水分不足です。

尿酸値が高くなり、濃い尿でも結石ができやすくなります。

夏は、たくさん汗をかいて、水分不足になりがちです。

夏に、尿路結石が増えるのは、そのためです。

水分不足をおぎなうなら、水が一番ですが、ついついアイスコーヒーばかり飲む人もいると思います。

でも、コーヒーだと利尿作用がありますよね。

水分が出ていってしまうので、他の方法でも水分補給をしておく注意が必要です。

尿路結石対策ではコーヒーは寝る前に飲まない

水分不足と、カルシウムなしのコーヒーは要注意です。

寝る前にも、水分不足には、気をつけておきましょう。

寝ている時は、長いこと体内に尿がたまります。

その間に、結石がつくられてしまう可能性があります。

そのため、寝る前のコーヒーはブラックはNG、牛乳を追加して下さい。

また、水分をしっかりとり、トイレも忘れずに行きましょう。

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尿路結石の原因はコーヒーだけではない

前述のとおり、結石の原因は、コーヒー以外にもありますので、深掘りします。

実は、シュウ酸を多く含む飲み物・食べ物は、コーヒー以外にもたくさんあります。

腎臓の結石|コーヒー以外の紅茶・緑茶にも

コーヒー以外でシュウ酸が多いものはたくさんあります。

  • 紅茶
  • 緑茶
  • チョコレート
  • ココア
  • ほうれん草
  • たけのこ
  • アーモンド
  • ピーナッツ
  • レタス
  • ブロッコリー
  • サツマイモ

などです。

尿路結石の原因がコーヒーなのは毎日飲むから?緑茶と紅茶は?

実は、コーヒーのシュウ酸の含有量は、上記の食品の中じゃ一番少ないんです。コーヒーのシュウ酸含有量は、100g中に33mgですが、緑茶は60mg、紅茶は72mgも含んでいます。

緑茶は、コーヒーよりだいぶ多いし、紅茶に至っては、コーヒーの2倍以上のシュウ酸を含んでいます。

しかし、さらに飲み物以外の食品では、ほうれん草が800mg、キャベツ・ブロッコリー・レタスは300mgも含んでいます。

ほうれん草のシュウ酸量は、スゴいです。コーヒーの20倍以上です。

ほうれん草は、通常食べるときに、ゆでますね。実は、ゆでるとシュウ酸は、グッと減ります。(37〜51%程減るんです。)

食べるときには、かつお節をのせた、ほうれん草のおひたしを食べると、体内に入ったシュウ酸は、鰹節のカルシウムと合体します。(カルシウムと一緒なのでうまいことリスク回避されてます。)

腎臓内のカルシウムと結晶化する前に、

他の食材でも、シュウ酸はコーヒーの5〜10倍の食材が多いのです。

それなのに、含有量の少ないコーヒーや紅茶が、腎臓の結石の主要原因となるのは変ですよね。

一回の量より、毎日のようにコーヒーや紅茶をとり続けることの方が影響は大きいのかもしれません。

まとめ

尿路結石の原因は、7割が食事によるシュウ酸からです。

そして、そのほとんどは、コーヒーや紅茶でした。

コーヒー自体のシュウ酸は、かなり少ないのですが、毎日飲むことが発症のリスクを高めます。

しかし、シュウ酸もカルシウムとセットでとることで、結石のリスクを回避できます。

結石予防ならコーヒーにはミルクを入れて飲みましょう。

あと、水分不足に水もお忘れなく。

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