コーヒー豆は腐るのか?白い粉や塊の正体は!?

コーヒー 腐るのか

コーヒーをよく飲む人は、インスタントのコーヒーやコーヒー豆、あとは缶コーヒーなんか家に置いてると思います。

そんな中に賞味期限の近いものとか、既に切れたものってないですか?長い間放っといたコーヒーって飲んでも大丈夫なんですかね?

今回は、そもそもコーヒーって腐るものなのか。またその期間や見分け方を缶やインスタント、粉、豆と種類別に紹介します。

目次

コーヒーは腐るのか?|液体のコーヒー

コーヒー 腐る

液体のコーヒーといっても色々です。カップに注いだコーヒーやペットボトルのコーヒー、缶コーヒーなど。

コーヒーは腐るのか?|カップに注いだコーヒー

カップに注いだコーヒーは、空気に触れてるので、時間がたつと腐っちゃいます。それに熱や空気との接触で酸化が激しく、味とか風味もだんだんと無くなってきます。

ホットコーヒーだと一番酸化が早くて、30分もたつと味とか風味は落ちちゃいます。時間がたったコーヒーって酸っぱくて微妙な味なので、腐る前に味自体が「飲めない」と教えてくれます。

コーヒーは腐るのか?|缶コーヒー

缶とかペットボトルみたいな密閉したコーヒーだったら、腐る心配はなさそうじゃないですか?そう、密閉だったら空気に触れてないので長い間保存できます。

それに、缶コーヒーには賞味期限が書いてるので、この期限内に飲めば安全です。それに、賞味期限って余裕があって、半年とか一年くらいなら期限切れでも腐ることはないんです。

期限が27年過ぎても大丈夫だったっていう報告もあります。さすがにそこまではあれですが、安心のため2年以上のはやめた方がいいです。

あと、ホットコーヒーだと熱による劣化が激しいので、腐るまではなくても、2週間たったのはあやしいですね。

コーヒーは腐るのか?|ペットボトルコーヒー

ペットボトルもだいたい缶コーヒーと同じです。缶コーヒーと違うのは、飲んだあともキャップで保存出来ることですね。

でも、そうなると口からの唾液が入ったまま保存して、中で菌を増やしちゃうので、ちょっと不衛生な状態になっちゃいますね。コーヒーにとろみが出たり、何か変なものが浮いてきたら、ほんとに危ないので飲まないでください。

すぐに捨てたほうがいいです。

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インスタントコーヒーは腐るのか?

コーヒー 腐る

じゃあ、乾燥したインスタントのコーヒーだったら?腐ることってあると思いますか

インスタントコーヒーは腐ることはない

インスタントのコーヒーだと、それ自体は腐ることはありません。だって、密閉された上に乾燥してますから。

ただ、ず~と放置してると、黒い塊や白い粉が出てくることがあります。

でも、それって腐ってるんじゃなくて、黒い塊はコーヒーに含まれる油分、白い粉はカフェインの結晶です。コーヒーが腐ることで発生したものじゃないんです。

賞味期限が切れてもコーヒー自体は腐ることはないんですけど、味とか風味はどうしても消えてきます。それでもべつにまずいとかなければ、衛生面的には大丈夫なので、そのまま飲んでも大丈夫です。

インスタントコーヒーが腐る理由は開封後にある

でも、開封したインスタントのコーヒーでも、カビがはえて腐ることもあるんです。

なぜかっていうと、開けた後空気中の水分を吸収して菌が増えたり、濡れたままのスプーンをつっこだりすると、スプーンについた菌とか水分が、コーヒーに移ってあとで腐ることがあるんです。

なので、開けた後は早めに使い切ると安心です。

コーヒー豆は腐るのか?

コーヒー 腐る

レギュラーコーヒーといわれる豆を砕いた粉や、元の豆では、あらかじめ豆を煎ってます。煎り豆も水分は飛ばされてますけど、こういうのは腐ると思いますか?

コーヒー豆は腐るのか?

じつはコーヒー豆も腐ることはないんです。腐ることはないんですけど、それよりどうしても酸化で味落ちしちゃうんですよね。

コーヒー豆でも空気に触れたり、熱で酸化するので、味とか風味が消えてって、不快な酸っぱい味になっちゃいます。これは酸敗と呼ばれるものですが、べつに腐るってわけじゃありません。

または、カビですね。量り売りで買ったまま忘れて半年経過したコーヒーを飲んだら、激しい腹痛があったという実例もあります。

コーヒー豆の粉は腐る?

粉の状態でも同じです。ただし、酸化するスピードは、粉の状態が一番早いですので、開封後はなるべく早めに、飲み切ることです。

量り売りで買う場合、挽いた状態で、空気に触れているわけです。酸化状態を考慮した賞味期限としては、買ってから2週間です。

パック包装されている商品の場合、真空包装だと割と長期間(未開封で2年と言われる)大丈夫と言われますが、問題は真空包装ではないタイプです。焙煎されたコーヒーは、ガスを発生しています。粉になると、一気に出ようとしますので、粉の包装タイプには、ガス抜きがついています。つまり完全密封とはいい難い状態です。

コーヒーの生豆は腐る?

焙煎したコーヒー豆は、長時間経過すると、腐るというよりも酸化が進んだり、カビたりします。

では、生豆はどうでしょう。コーヒー豆は、もともとコーヒーチェリーの種です。外側が精製されて、水分量12%前後で、コーヒー豆として輸入されています。このまま、焙煎をしない場合、通常2年以上経過しても品質には影響がないとされています。(水分量は減少するので焙煎時には考慮する必要があります。)

カビの心配も、水分量が12%という状態では、問題ありません。保存されていた場所の湿度が高ければ影響を受ける可能性はあります。

コーヒー豆の保存期間

コーヒー豆の賞味期限は、未開封だと1年ってところ。

2〜3年でも飲めないことはないんですけど、そのへんは味をみて判断したほうがいいですね。ただ、開けたやつは1ヶ月ぐらいで使い切るのがベストです。

また、挽いて粉にしたやつは、豆より空気に触れる面積が増えるので、酸化が速くて、保存期間も1〜2週間と短くなります。あくまで腐るんじゃなくて酸化なので、飲めるかどうかは飲む人の舌との相談ということです。

そうはいっても、コーヒーの粉や豆は冷凍で保存できます。空気を抜いて、ジップロックで冷凍保存です。そうすれば味も長持ちして、プラス2ヶ月は置いとけます。

まとめ

コーヒーはそれ自体は意外と腐ることはなかったですね。

賞味期限が切れても、缶コーヒとかやインスタントのコーヒー、コーヒー豆でも未開封ならしばらくは飲めます。でも、コーヒーは腐ることはなくても、酸化での味落ちが大きいので、飲めるかはどうかは味を見て判断する必要があります。

開けたものは、酸化が早まったり、外からの菌や水分を吸収することで、菌が繁殖してコーヒーでも腐ることがあります。開けたものに関しては、早めに飲みきり、異常を感じたら捨ててしまいましょう。

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