筆者は「コーヒーの味なんて大差ない」なんて、思っている時期がありました。
しかし、実は知れば知るほどに、コーヒーは豆の選び方・分量、入れ方等々、奥が深いのです。
また、使うお湯の温度でも、味が変わります。
あなたの知らないコーヒーの世界(笑)もあるかも知れません。
コーヒーの入れ方はドリップが美味しい?
コーヒーを美味しく入れ方法は、たくさんあります。
様々な方法の中で、自宅でもコーヒーを気軽に美味しく入れられる方法である、ドリップコーヒーについて、紹介しています。
必要な器具、ポイント、ステップだけをしっかり掴めば、誰でもご自宅でカフェや喫茶店で出てくるようなコーヒーを楽しむことができます。
コーヒードリップの入れ方
用意するのは、ドリッパー、フィルター、ケトル、そしてコーヒー豆とミル、あるいはコーヒー粉です。
コーヒーの美味しい入れ方のポイントは4つです。
分量と豆の挽き具合、水そして、豆の鮮度です。
コーヒー粉の入れ方・豆の挽き具合
豆の分量は、簡単な要素ですが、重要なポイントです。
コーヒー1杯を180mlとすると、豆の分量は「10g」が目安です。
その後は、自分の好みに合わせて調整しても良いです。
次にコーヒー豆の挽き具合です。
大きく分けると、細挽き・中挽き・粗挽きの3種類ですが、ショップで豆を引いてもらう時は、極細挽きと中細挽きが加わり5種類が一般的になっています。
ドリップで使う場合の豆の引き具合は、中細挽きか中挽きがおすすめです。
そして、水です。
水は、やはり軟水がいいです。
ミネラル分が少ない、軟水がコーヒーの味の邪魔をしません。
また、コーヒー豆の鮮度にもこだわって下さい。
コーヒー豆は、酸化します。
湿気や温度が大敵です。
密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存したとしても、酸化します。
冷凍庫保存するなら、もう少し長期の保存も可能性です。
当然、粉よりも豆の方が、長い日数豆の鮮度を保てます。
おすすめなのは、密閉容器に入れて、冷凍保存することです。
飲む分だけ出して使うことです。
フレンチプレスのコーヒーの入れ方|特徴・豆の挽き方・分量・時間

フレンチプレスでコーヒー
コーヒーを自宅でいれる簡単な方法の中から、初心者でも簡単にコーヒーを入れることができるといわれている「フレンチプレス」で入れる方法を解説します。
フレンチプレスでコーヒーを入れた時の特徴は、他の入れ方とは違って、コーヒー豆の脂分が多めに出ることです。
フィルターが金属製で、紙フィルターを使ったドリップなどと比べると、コーヒー豆の微粉末がコーヒーに混じり合って抽出されますので、見た目は少し濁った感じになります。
そのために、豆の挽き方は、やや粗挽きの方が良いです。
豆の分量は、1杯分7gを基本として、好みによって、変えてみると良いです。
お湯の温度は、沸騰したばかりのお湯ではなく、少しだけ冷まして使う方が良いです。
あまり、水の温度が高いと、コーヒー豆のえぐみまでも抽出されてしまいます。
基本的に、90〜95度のお湯がおすすめです。
コーヒーの味の濃さは、水の温度に比例します。
お湯の温度が高くなると、苦くて濃い味のコーヒーになります。
逆の場合は、味が薄くなり、酸味が出てきます。
フレンチプレスは、飲み終わると、容器の底にコーヒーのカスが残ります。
ドリップのように、フィルターと豆をまとめて、ポイと捨てることができません。
このカスの処理の仕方も、フレンチプレスの特徴です。
ティッシュやキッチンペーパーを使って、カスを集めて捨てます。
またドリップの場合もそうですが、コーヒー豆の残りカスを、消臭剤として再利用する方法もあります。
水出しコーヒーの作り方|器具と気になるカフェイン
水出しコーヒーの入れ方は、簡単です。
飲めるまでの時間は掛かるので、作り置きするスタイルになります。
味わいもスッキリした感じです。
他のコーヒーとの違いは、酸化しにくい事です。
水出しコーヒーの作り方で、用意するものは、以下の通りです。
1)コーヒー豆(中挽き〜細挽き)
2)お茶の葉を入れるティーバッグ(この中に豆を挽いて入れます)
3)ピッチャー
4)水
作り方は、非常に簡単です。
ピッチャーに1リットルの水に、110gの豆を入れたティーバックを入れて、常温か冷蔵の中で、抽出します。
時間は、冷蔵庫の中の方が、少し長めの時間がかかります。
長すぎると、雑味も出てくるので、最初は、味見をした方がいいです。
また水出しコーヒーは、カフェインが少ないことも特徴です。
カフェインは、水の温度が高いほど、多く抽出されるため、水出しの場合、少なめになります。
冷蔵庫の中で、時間をかけて抽出するのが、おすすめです。
水出しコーヒーなら作り置きでも美味しい|ホットは美味しくない!
コーヒーの作り置きを飲んだ経験はありますか?
ホットコーヒーを入れて、魔法瓶に入れて、後で飲みたい。
経験すると、分かりますが、これが意外に美味しくありません。
事務所内で、コーヒーメーカーで作ったコーヒーを保温している場合もそうですね。
変な味になってしまいます。
酸化してしまったということ、なんです。
コーヒーは、熱で酸化してしまいます。
ですので、ホットコーヒーは、入れたら、飲みきることです。
ですので、ポケトルなどの魔法瓶に、ホットコーヒーを入れて持ち歩くと、数時間後に、飲むときには、美味しいはずのコーヒーが不味くなっていて、がっかりしてしまいます。
魔法瓶の中で、ホットコーヒーは、自分自身の熱で、どんどん酸化してしまいます。
作り置きして、後で飲んで美味しいのは、水出しコーヒーです。
水出しコーヒーは名前の通り、水で抽出します。
ただし、時間がかかります。
容器に、水と水出しコーヒーのパック(包み)を入れて、冷蔵庫に入れて数時間待つだけです。
水出しコーヒーは、薄味であっさりしたイメージですが、抽出時間を長めにとれば、十分に濃い目の味のコーヒーになります。
コーヒーに油膜?|汚れ(洗い残し)ではありません!大事なもの
このような経験は、ありませんか?
入れ立てのコーヒーに、油膜が浮かんでるコーヒーカップ。
あれは、汚れではありませんよ。
知らない方もいるようですが、コーヒー豆は油をもっています。
勘違いして、「洗ってないコーヒーカップだ」と思ってしまうと、恥ずかしい思いをするかも、です。
特に、深煎り焙煎のコーヒー豆は、油分を含んでいます。
焙煎が進むと、水分が飛んで、油の割合が増えます。
その結果、深煎り焙煎のコーヒーには、油分が浮いているのです。
ただ、紙フィルターでドリップしたコーヒーだと、油分は紙フィルターに吸収されますが、それ以外のコーヒーの入れ方をすると、コーヒーカップには、油が浮く事が、よくあります。
それにコーヒーの油分は、香りや風味を引き出すものですから、むしろ美味しいコーヒーになります。
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