コスタリカコーヒーの特徴や歴史・種類について、解説します。
コスタリカは、中央アメリカの小国の一国です。
何かと話題になるパナマの北側に接しています。
コスタリカコーヒー豆の歴史と特徴
コスタリカは、スペイン支配から独立し、その後キューバからコーヒーが伝わり、コーヒー栽培が始まっています。
1900年代から、本格的にコーヒー栽培が始まりました。
良質なコーヒー豆が栽培されており、コスタリカのカップオブエクセレンスでは、ゲイシャが1ポンド300ドルという最高価格で落札されています。
(カップオブエクセレンスは、生産国ごとの審査会で、最高のコーヒーに称号が与えられます)
(1ポンド=453.592g)
コスタリカコーヒー豆の味の特徴は酸味
コスタリカコーヒーの味の特徴は、クリアで雑味が少なく、豊かな酸味です。
苦味は少なく、甘味と酸味があるコクを感じるはずです。
人気なのは、その甘味とフレーバーです。
ハニープロセスと言われる果肉を残す精製方法が、甘味に影響しているのかもしれません。
コスタリカコーヒーの格付け・等級
コスタリカコーヒーは、標高と太平洋側・大西洋側を基準にして、等級の格付けがされています。
- SHB|太平洋側・標高1200m〜1650m未満
- GHB|太平洋側・標高1000m〜1200m未満
- HB|太平洋側・標高800m〜1000m未満
- MHB|太平洋と大西洋の間・標高500m〜1000m未満
- HGA|大西洋側・標高900m以上
- MGA|大西洋側・標高600m〜900m未満
- LGA|大西洋側・標高150m〜600m未満
コスタリカでは、半数がスペシャルティコーヒーとして取引されており、良質のコーヒー豆として知られています。
コスタリカでは、アラビカ種のような高品質・高級なコーヒー豆だけが、栽培許可されています。
日本でも徐々に、コスタリカコーヒーを楽しめるお店が増えてきている状況です。
コスタリカコーヒーのハニーとは
これはコーヒー豆の精製方法の名前です。
収穫されたコーヒーチェリーが、果肉を除去され、洗浄され、乾燥され薄皮が取られて、コーヒーの生豆が出来上がります。
この時の果肉を除去し、洗浄するまでの行程の違いに、名前があります。
水洗い式をフルウォッシュト、半水洗い式をハニー・セミウォッシュト・パルプナチュラル、非水洗い式をナチュラルと、呼ばれます。
コスタリカコーヒーのハニープロセスは、精製の際に、果肉部分を残す新しい精製方法です。
ハニーとは、果肉と豆の間の粘液部分のミュシレージのことをハニーと呼ぶことから由来しています。
ミューシレージを全部残すか、半分くらい残すか、ほぼ取り除くかで、ブラックハニー・イエローハニー・ホワイトハニーの呼び名に分かれます。
手がかかるのは、ミューシレージを全部残すブラックハニーで、価格も高価です。
コスタリカコーヒーに最適な焙煎方法と飲み方
焙煎具合は、いくつか試して自分の好みを見つけることをおすすめします。
もともと、苦味が少ない銘柄ですので、ミディアムローストかフルシティローストが、おすすめです。
持ち味のクリアな味わいを楽しみたい場合の飲み方は、ドリップが良いです。
ドリップする時のお湯の温度は、90度弱から85度が良いです。
甘味・酸味がより出やすくなります。
また抽出時間が長いと雑味が出てくるので、短めの時間(2分〜2分半くらいが目安)で、抽出するのが良いです。
お湯の温度と抽出時間で、苦味・甘味・酸味ので具合が変わりますので、色々と試して、ちょうど良い味わいを見つけるのがおすすめです。
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