健康

コーヒーで下痢は注意かも?特に黒い便や下痢は危険信号!?

コーヒー 下痢健康
この記事は約7分で読めます。
スポンサーリンク

コーヒーが飲みたいのに、お腹をこわして下痢になるから、飲めない…

なんてことありませんか?

多くはいませんが、コーヒーでお腹が緩くなる人がいます。

どうしてコーヒーで下痢を起きるのでしょうか?

どうしたら防げるのか?

今回は、コーヒーと下痢の関係をまとめました。

スポンサーリンク

コーヒーで下痢になる原因は?なぜ?

コーヒー 下痢 (1) 原因

コーヒーでお腹が緩くなる人は、多くありませんが、中にはどうしてもなる人がいます。

お腹の中では何が起きているのでしょうか?

コーヒーによる下痢の原因は腸のぜん動運動

そもそも、コーヒーには本当に下痢を引き起こす効果があるのでしょうか?

コーヒーには腸のぜん動運動を促進させる働きがあると言われています。

腸の筋肉が収縮して、腸内の食べカスを運ぶための運動です。

この作用が便秘改善になり、下手をすれば下痢になるかもしれません。

コーヒーによるぜん動運動促進は、カフェイン入りコーヒーで最も強くなります。

ですが、カフェインレスコーヒーでも、23%落ちながらも作用します。

カフェインと違う何かが、関係しているはずです。

スポンサーリンク

コーヒーで便秘や下痢は普通は起きない

東京福祉大学の栗原久氏のまとめた、以下の論文を紹介します。

『コーヒー/カフェイン摂取と日常生活- 循環器・消化器系機能に及ぼす影響評価 -』

コーヒーで腸のぜん動運動が促進するのは、人によります。

その作用があったのは、99人中の29%だったからです。

健康な成人が、コーヒーで下痢や便秘になる証拠はないとしていました。

結論では、以下のようにまとめられています。

通常のコーヒー摂取は、健康人の消化管機能に対して悪影響を及ぼすとの証拠は挙がっていない。

しかし、消化管の疾患を有する患者は、コーヒー摂取をコントロールしている可能性があり、コーヒー摂取量との関連を明確化するのは難しい。

参照元『コーヒー/カフェイン摂取と日常生活- 循環器・消化器系機能に及ぼす影響評価 -』
スポンサーリンク

コーヒーのカフェインが下痢を起こしている?

コーヒー 下痢 (2)

コーヒーによる腹痛や下痢の要因でよく言われるのが、カフェインです。

しかし、カフェイン説はまだ懐疑的です。

カフェインで下痢や腹痛が起きるかはあやしい?

カフェインの摂りすぎで、頭痛や吐き気が生じ、下痢なども起こりうると言われています。

また、そうでなくても、カフェインは消化器官を刺激して、下痢や腹痛を起こすものとされています。

しかし、カフェインレスでも、なる人はなるため、カフェイン以外の影響も関わってるはずです。

スポンサーリンク

コーヒーの飲みすぎで下痢や吐き気を

コーヒーの飲みすぎが要因になるのは、大いにありえます。

下痢の要因は、カフェインの他にも、クロロゲン酸、タンニンなど挙がっています。通常の摂取量なら、カフェインやタンニンが作用して、下痢をしているのかもしれません。胃や腸が刺激され、水分調整が悪くなるといった理由もあります。

しかし通常量では問題なくても、吐き気を伴うほどのカフェイン量を摂取していれば、それは「体質に合わない」「病気かもしれない」ではなく、コーヒーの飲み過ぎが原因になっている可能性が大です。摂りすぎは何においても良くないですよね。

カフェインは薬にも利用されているほど、適量の摂取なら、体に良い影響をしてくれるものです。

しかし吐き気がするまで、コーヒーを飲んでいるようなら、下痢や吐き気以上の体調不良を引き起こす可能性があります。適量を守ることが重要です。

コーヒーを飲むと下痢をするが紅茶は大丈夫という方もいる

コーヒーを飲むと下痢をするのに、紅茶は大丈夫という人がいます。一概には言えませんが、カフェイン量の違いが影響している可能性は否定できません。

もちろん紅茶にもカフェインは含まれていますが、一般的には紅茶にはコーヒーの約半分のカフェイン量が含まれています。緑茶になれば、抹茶以外ならさらにカフェイン量が減少します。

もし紅茶なら下痢をすることはないのでしたら、カフェインが何らかの影響をしている可能性が考えられます。もし紅茶でも緑茶でも下痢になってしまうという方の場合は、タンニンが作用している可能性も考えられます。

朝のコーヒーで下痢は空きっ腹に入れるから

朝のコーヒーで下痢になるのは、お腹に何も入ってない状態が考えられます。

コーヒーは胃液の分泌を増やしますが、胃に何も無いのに増やしても胃が荒れるだけです。

胃痛や腹痛、胃や腸の刺激で下痢になるかもしれません。

スポンサーリンク

コーヒー飲むと下痢をすることでダイエット?|その考え方は辞めた方がいい

コーヒーの主成分であるカフェインとクロロゲン酸(コーヒーポリフェノール)には、ダイエットに効果があることが分かっています。カフェインには脂肪燃焼させる効果があると言われています。クロロゲン酸は、脂肪の吸収を抑える作用があります。

つまりコーヒーを飲むこと自体がダイエットにプラスに作用することが認められています。

さらにコーヒーを飲むと下痢をしやすいことと合わせて、コーヒーを飲んで下痢をすることを利用して、相乗効果としてダイエットが進みやすくなると考えてしまう方がいます。

しかしその考え方はハイリスクなので辞めた方がいいです。下痢が続いた体験がある方は、お分かりになると思いますが、下痢が続くと、水分不足になる可能性があります。最悪の場合は脱水症状を招いてしまい、ダイエットどころではなくなります。ですので、下痢が続くようならコーヒーは、当分控えた方が良いです。

コーヒーですぐ下痢になる|過敏性腸症候群を疑った方がいいかも

コーヒーを飲むと「すぐ」下痢になってしまうという方は、過敏性腸症候群を疑った方がいいかもしれません。

高脂肪の食べ物や高カロリーの食品、また過度のカフェインやアルコール摂取をすることで、下痢を起こしやすい方がいます。原因は明確に分かっていませんが、ストレスも原因になることが分かっています。

もしコーヒーを飲んで毎回のように、すぐに下痢を起こすと感じられるなら過敏性腸症候群を疑った方が良いかもしれません。

過敏性腸症候群は、便通異常が特徴(下痢や便秘)の病気です。心当たりを感じる方は、病院に行ってみてもらう事をおすすめします。

スポンサーリンク

コーヒーでの下痢は危ないかも?

コーヒーで下痢になる人は、そんなに多くいません。

先の論文にもあったように、健康な人が正常量を飲んで下痢になるのは、普通はないことなんです。

何か別の要因があるかもしれません。

コーヒーで下痢が黒い時は注意!

健康な人が下痢になる場合、量が多いか、空きっ腹時の条件が要因だったりします。

しかし、それらに関係なくなる場合は、体内に問題があるかもしれません。

それは、特に黒い下痢が出た時に可能性が高まります。

黒い下痢や便は、胃や十二指腸の潰瘍(かいよう)の恐れがあります。

胃や大腸がん、小腸内の出血や便秘の可能性もあります。

コーヒーで下痢が黒い色だった人の話し

血便や黒い便が出るため、人間ドックに行った方の話しです。

人間ドックの結果、大腸に炎症があり、刺激物のコーヒーが原因で出血していました。

また、同じくコーヒーが要因で、胃にも潰瘍が複数ありました。

その方は、1日にコーヒーを15杯飲んでいたようです。

コーヒーを控え、治療薬で便の色も戻り回復したとのことです。

スポンサーリンク

まとめ

コーヒーで下痢になる人は、多くありません。

その数は全体の3割以下と推測されます。

考えられる要因は、腸のぜん動運動の促進やカフェイン。

しかし、健康な人が適正量を飲むぶんには、消化器官への悪影響はないはずなのです。

それなのになる場合は、量が多いか空きっ腹が要因です。

あるいは、体内に炎症や潰瘍などの異常をきたしてる可能性があります。

特に黒い便や下痢は、その可能性が大きいので検査をおすすめします。

コーヒーが要因なら、刺激物となっているので控えましょう。

関連記事一覧

  1. 健康
  2. コーヒー飲むと体に起こる気になる変化
  3. 薬を飲んだ後のコーヒー|カフェインやタンニンが効果に影響する?
  4. コーヒーアレルギー|症状と治し方
  5. コーヒーは一日何杯までなら摂取量オーバーにならない?
  6. コーヒー飲むと便意をすぐに感じる|朝コーヒーは下痢?
  7. コーヒーが原因で眠くなる?逆じゃないのか!
  8. コーヒーで下痢は注意かも?特に黒い便や下痢は危険信号!?*当記事
  9. コーヒーで便秘解消!実は悪化する場合も?それは飲み方次第!
  10. コーヒー飲んだ後の口臭を消す対策は?予防するには?
  11. 二日酔いにコーヒーは効果があるのか?
スポンサーリンク
コーヒー好きblog