コーヒーはみなさんがよく知っている飲み物だと思います。
コーヒーは、飲んでいると太ると思いますか?
それとも痩せると思いますか?
コーヒーダイエットというダイエット方法まである一方、太ってしまったという話も聞きます。
今回は、コーヒーは飲むと太るか痩せるか、本当の話をしてみたいと思います。
コーヒーは太る飲み方に注意
ただコーヒーを飲む、というだけでは太ることもなければ、痩せることもありません。
どうやって、どのタイミングにコーヒーを飲んでいるかが、太るかどうかの分け目になります。
例えば、お昼の休憩に甘いお菓子と一緒にお砂糖をたっぷり入れたコーヒーを楽しむとします。
この場合、コーヒーに入れる砂糖であったり、甘いお菓子のカロリーであったり、コーヒーとは別の部分が原因で太る可能性があります。
このように、コーヒーをどうやって飲んでいるかが、太るか痩せるかの分け目になります。
バターコーヒーは飲み方を間違うと太る!材料が大事
ダイエットに興味がある方は、バターコーヒーダイエットもご存じでしょうか。
バターコーヒーというのは、シリコンバレーの起業家さんが開発をした、バターを入れた特別なコーヒーです。
かなりのダイエット効果ありといわれる一方、太ってしまったという方もいます。
材料・飲み方を間違うと太る
違いは何かというと、使用する材料と飲む方法です。
使用する材料は、コーヒー、グラスフェッドバター、MCTオイルです。
この、グラスフェッドバターとMCTオイルが重要で、材料を間違えてしまうと逆に太ってしまう可能性があります。
バターなら同じだと思っている人が多い気がします。
しかし、グラスフェッドバターと他のバターとでは、成分が違います。
グラスフェッドバターにだけ入っているのが、不飽和脂肪酸です。
他のバターには、飽和脂肪酸という体に残る脂質が含まれています。
不飽和脂肪酸は、植物や魚に含まれている脂質です。
MCTオイルは中鎖脂肪酸。
吸収が早く、エネルギーに変わりやすいのが特徴です。
また、飲み方にも注意が必要です。
バターコーヒーダイエットは、いわゆる「置き換えダイエット」の一種。
そのため、朝食の代わりにバターコーヒーを飲む必要があります。
バターコーヒーはただ飲めば痩せる、というわけではなく、きちんとした材料を使い、正しい飲み方をすれば、ダイエットの効果が得られるというわけです。
ただバターを入れたコーヒーではない、という点をしっかり理解しておきましょう。
バターコーヒーで太る人は、飲み方と材料を間違えている可能性が大です。
カフェインのせいで太るって本当?
カフェインを含む飲み物を飲んだから太る、ということはありません。
逆に、カフェインは脂肪燃焼の手助けをしてくれます。
そのため、カフェインを多く含んでいるコーヒーを、ダイエットとして飲む方もいます。
しかし、カフェインは飲み方や量を間違えると、ダイエット効果を打ち消してしまう可能性があります。
カフェインの適切な摂取量は、コーヒーで例えると1日2~3杯ほどといわれています。
それ以上の量を飲んでしまうと、むくみの原因や体に糖質をため込みやすい体質になる可能性も。
また、カフェインの脂肪燃焼作用も、飲んだら脂肪を燃焼してくれるわけではありません。
可能であれば、朝食中から朝食後にコーヒーなどでカフェインをとり、その後少しでいいので運動をしましょう。
運動といっても、散歩程度で問題ありません。
この時に、カフェインの脂肪燃焼作用が働き、普段よりも脂肪を燃焼しやすくしてくれるというわけです。
単純に、カフェインを取るだけで、体をまったく動かさないようなら、太る可能性があります。
スティックコーヒーは太る要素満載?
今は自宅でも手軽にコーヒーが飲めるようになり、スティックタイプのコーヒーも充実しています。
カップに粉とお湯をいれるだけで、本格コーヒーやカフェオレなどが飲めるのでお手軽です。
しかし、スティックコーヒーには糖分が含まれているものもあります。
特にカフェオレなどはミルクや砂糖がたっぷり含まれていて、血糖値が上がりやすくなってしまいます。
スティックコーヒー1本で、糖質5gを超えるもの(カフェオレ)もあります。
手軽に毎日何杯も飲んでいれば、太るのは当然かも知れません。
飲むのなら、「カロリーハーフ」か「ブラック」がおすすめです。
カロリーハーフは、カロリーがハーフですが、糖質もハーフになります。
意外なのは、「甘さなし」などの表示があるタイプです。
砂糖などの糖分がなくとも、ミルクの糖質で、1本4g近いものもあります。
朝にコーヒーを飲むと太るの?夜のコーヒーは?
朝はまず一杯のコーヒーから。
なんて方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、寝起きでコーヒーを飲んでしまうと、太りやすい体質になってしまう可能性があります。
朝、起きてから何も食べていない状態でコーヒーを飲むと、血糖値が急激に上がってしまう可能性があります。
これが続くと、脂肪をためやすい体質になってしまい、結果、太る要因になります。
また、コーヒーに入っているカフェインは、胃酸を出しやすくする効果も持っています。
そのため、寝起きで空っぽの胃にコーヒーを入れてしまうと、胃酸が出すぎて胃を傷付けてしまう可能性まで考えられます。
起きてから朝食をとり、空腹を満たしてからコーヒーを飲むようにしましょう。
ただ、夜のコーヒーも度々飲むようになれば、砂糖やミルクの糖質は、運動などで体を動かすことで代謝されることもなく、体に脂肪として残る可能性があるのです。
豆乳をコーヒーに入れると太るのか?ミルクやフレッシュは?
最近はソイラテなどもよく見かけます。
豆乳は、牛乳と同じくらいのタンパク質を含んでいるのにカロリーは半分以下。
そのため、牛乳の代わりにコーヒーに入れて飲む方が増えています。
豆乳をコーヒーに入れると太る
ブラックコーヒーと比べるとカロリーは高くなってしまいますが、だからといってこれだけで太るということはありません。
さらに、豆乳に含まれるイソフラボンという成分は、女性にとっては嬉しい効果をもっています。
女性ホルモンを活性化してくれるので、美容にもアンチエイジングにもいいという、美容効果バツグンの飲み物です。
しかし、少ないとはいえ豆乳にもカロリーは存在します。
また、豆乳もいろいろあり、成分が調整されていて飲みやすいものは、砂糖なども加えられています。
飲みすぎてしまうと、逆にカロリーをとりすぎて太ってまいます。
コーヒーを飲み過ぎると痩せるか太るか
いろいろなコーヒーの飲み方を紹介してきましたが、改めていうとコーヒーを飲むだけで太る、ということはありません。しかし、飲みすぎている人は要注意です。
コーヒーに含まれているカフェインが、脂肪燃焼に効果があることは説明しました。そして、カフェインはこれ以上摂取い、という量があります。
成人男性だと、約400mg前後が限度です。
と、数値で表されてもピンとこないかもしれませんが、コーヒーでいうと1日に3杯程度です。ただし、カフェインが含まれているのはコーヒーだけではありません。
紅茶に緑茶、ほうじ茶にウーロン茶など、ふだんからよく飲む物にも含まれています。
そのため、コーヒーを1日3杯、ウーロン茶2杯、紅茶を…と飲んでしまうと、すぐに限度を超えてしまいます。もし限度を超えてしまうと、体の中の塩分バランスが崩れてしまい、むくみやすい体質になってしまいます。
コーヒーは飲んでも太らない、ではなく、コーヒーは適切な量なら飲んでも太らない、と覚えておきましょう。
まとめ
コーヒーにまつわる「太る」と「痩せる」の話題をご紹介してきました。
どの飲み方も、適切な方法で、正しい量を飲めば太ることはない、という点が共通しています。
そのため、コーヒーは飲み方によって痩せることもできるし、太ってしまうこともあります。
コーヒーはダイエットによいからと、ただ飲むのではなく、飲み方や方法をしっかりと調べてから飲むようにしてみてください。
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