肝臓に悪い食べ物はコーヒーじゃない!本当に悪いのはコレ!

コーヒー 肝臓

昔は、コーヒーは肝臓に悪いって、言われていました。

でも、最近じゃそれは間違いだと、分かっています。

むしろ、コーヒーを毎日飲んでいる人は、肝臓に関する病気にかかりにくいんです。

反対に、コーヒーが悪い作用を及ぼす場合もあります。

今回は、コーヒーが肝臓に与える作用や、肝臓に悪い食べ物をまとめました。

目次

肝臓に悪い食べ物がコーヒーはウソ

コーヒー 肝臓に悪い

コーヒーってカフェインのせいで、あまり体に良いイメージはないかもしれません。

でも、実は肝臓にも健康にも、良い影響があります。

肝臓に悪い食べ物はコーヒーじゃなく、アルコール(お酒)

肝臓は、食べ物など体内に入ってきた毒素を、分解する仕事をしています。

この肝臓が、どれだけ機能しているかを図る数値として、よくY-GTPが使われます。

このY-GTPは、アルコールをとると数値が上がり(悪くなり)ます。

逆に、コーヒーを飲めば数値は下がる(良くなる)のです。

要するに、肝臓に悪い食べ物は、コーヒーじゃなくてアルコールということです。。

むしろコーヒーは、肝臓の働きを、良くしてくれます。

コーヒーは肝臓に良い

今では、コーヒーは、肝臓に良いと言われています。具体的に、どんなふうに良いか、と言いますと…

コーヒーは、脂肪肝が発生するのを抑えてくれます。脂肪肝は、字のごとく、肝臓に中性脂肪がいっぱいついちゃった状態です。ようは、肝臓の肥満状態です。

これだけでも、肝臓に不安を持っている人は、コーヒーに対して、有り難いという気持ちになってしまうかも知れません。

また、コーヒーを日頃からよく飲んでいる人は、肝癌の予防にもなります。

国立がん研究センター曰く、

コーヒーを一日三杯飲む人は、飲まない人に比べて、肝癌のリスクが半分になります。

コーヒーは肝臓の負担をやわらげる

人体の中で肝臓の役割はとても重要です。口にした食べ物の栄養分解や貯蓄、解毒が主な仕事です。

あまりに分解や解毒の仕事を増やして負担をかけたり、脂肪をつけて太らせるのは注意です。それをさせるのは、脂肪や糖質、アルコールの摂取です。

しかし、コーヒーに限ってはこれらの負担をやわらげ、肝臓を助ける働きをします。コーヒーは肝臓に関するあらゆる病を予防してくれるのです。

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コーヒーの肝臓への影響|Y-GTPを下げる

肝臓の機能を計る数値として、Y-GTPがあります。この数値が上がると肝機能の低下を表し、また高血圧に傾くことを意味します。

肝臓に悪いことで知られるアルコールを飲むと、Y-GTPは上がり(悪くなる)ます。ところがコーヒーを飲むと、Y-GTPは下がり(良くなる)ます。しかもコーヒーはアルコールをたくさん摂取しても、その数値を大きく下げてくれるのです。

肝臓障害をコーヒーは予防する効果が期待できる

肝臓に関する障害はいくつかあります。脂肪肝や肝硬変、肝がんなどです。

コーヒーの効果とともに肝臓障害を紹介していきます。

コーヒーの肝臓への影響|脂肪肝

脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪がいっぱい付いた状態のことです。肥満になった肝臓なので、アルコールや糖質、脂肪を取り過ぎるとなります。

研究結果から、脂肪肝の原因は飲酒やB・C型肝炎が確実です。タバコや肥満、糖尿病も、それに対し、コーヒーが脂肪肝を予防するのも、ほぼ確実です。

コーヒーは肝臓がんまで予防する|ブラックコーヒーがおすすめ

実は脂肪肝には3種類あります。

一つは、アルコールが原因でなる、アルコール性脂肪肝。

二つ目は、アルコール以外の、糖質や脂肪などによる、非アルコール性のもの。

三つ目は、非アルコール性から進行するタイプのNASHです。このNASHが厄介です。

ふつう脂肪肝は炎症を起こしません。しかし、何らかの原因で、酸化ストレスや腸内毒素で、炎症が起きる場合があります。

炎症が起きると、その部分の細胞が死に、死んだ部分が線維化(硬くなる)していきます。線維化が進行すると、肝硬変、そして肝がんにまでなってしまいます。

このように進行性のあるものがNASHです。

でも安心して下さい。コーヒーは、脂肪肝も肝硬変も、肝がんも抑制し予防してくれます。なんと、コーヒーを一日に三杯飲む人は、肝がんリスクが半分になるというデータまであります。そして、コーヒーはできればブラックコーヒーが良いとされています。

コーヒーの効果効能は肝臓にどう作用する?

コーヒーが肝臓に良いのは分かりました。でも、コーヒーの効果効能は、何が肝臓を良くしていると思いますか?カフェイン?ポリフェノール?

カフェインは肝臓を守らない

最初の見解では、カフェインが肝臓を守るとの考えもありました。しかし、カフェインは肝臓で代謝され、肝臓を守ることはありません。

はじめの方で、コーヒーを飲むと血圧が下がり、肝機能が良くなると言いました。

ところがコーヒー慣れした人は、カフェインで血圧は下がりません。

Y-GTPや血圧も、カフェインとは別の成分に反応しているのです。

それでも、カフェインには線維化を抑制する働きがあるので、肝硬変には効果的です。

コーヒーのポリフェノールが肝臓機能を改善する

カフェインになかった肝臓機能を改善する作用は、実はポリフェノールの方にあります。さらにコーヒーのポリフェノールには、抗酸化作用と、炎症を抑える効果もあるのです。

つまり脂肪肝の原因となる、酸化ストレスや炎症を防ぎ、線維化まで抑制します。それは、脂肪肝からです。

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肝臓に悪い食べ物

では、肝臓に悪い食べ物は、どんなものがあると思いますか?肝臓に解毒作用があることや、脂肪肝を考えれば、なんとなく想像がつくかもしれません。本当に、肝臓に悪い食べ物は、アレです。

肝臓に悪い食べ物|この成分に注意!

肝臓に悪いのは、肝臓の働きに負担をかける食べ物です。解毒・分解が大変な物です。

また、肝臓を太らせてしまう物です。

  • アルコール
  • 糖質
  • 脂肪

これら三つの成分は、注意が必要です。

肝臓に悪い成分【アルコール】

アルコールは、先ほど言いましたね。アルコール自体、身体には負担のかかる成分なので、お酒は程々にとよく言われます。

もちろん、肝臓もアルコールを分解するので多忙しになります。

肝臓に悪い成分【糖質】

糖質も、肝臓には要注意な成分です。理由は、中性脂肪で肝臓をぶくぶくと太らせ、脂肪肝の原因になる可能性があるからです。

砂糖は、ジュースやお菓子など、いろんな物に含まれているので、意識をしていないと、ついつい摂り過ぎでしまいますよね。

また、お酒には、糖質が意外に多いものがあります。参考までに、糖質が多い酒は、梅酒・紹興酒・日本酒です。(特に梅酒はビールの6倍です)

ワインは、少なめですが、ロゼになると、赤ワイン・白ワインの2倍含んでいますので、要注意です。

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肝臓に悪い成分【脂肪】

脂肪も、脂肪肝の原因となる一つです。あげ物や動物性の肉、油分の多いものは、肝臓の中性脂肪を増やしてしまいます。

あげ物や、スナック菓子、炒め物など、美味しい物ばかりなのがつらいですね。人は、脂肪を多く含んだ食材に、「コク味」を感じる傾向にあります。コクを感じる食品には、脂肪の他に、糖質も多めなので、要注意です。

肝臓に悪い食べ物|結局は食べ過ぎがダメ

肝臓に悪い食べ物をとらないように、気をつけることは大事です。しかし、脂肪肝は運動不足や食べ過ぎが原因、でなると言われています。

不規則な生活や、食べ過ぎといった事が、肝臓に良くない影響を与えるのは、考えるまでもないことです。

結局は、規則的な生活をして、栄養バランス良く食べることが、一番大切なのです。

肝臓に悪い飲み物|コーヒーが当てはまる場合がある

最初に、コーヒーは肝臓に良いか悪いかと、言いました。

しかし、コーヒーが肝臓に良いとされるのは、肝臓の機能がちゃんとしてる場合の話なんです。

肝臓の機能が、低下しているなら話は違ってきます。

コーヒーの飲み過ぎは肝臓に悪い

まず、肝臓の機能が正常うんぬんに関係なく、コーヒーの飲み過ぎはダメです。

一日三杯程度が適量で、それ以上飲んでも肝臓が良くなるわけじゃありません。

むしろ、肝臓の負担になって、代謝が落ちる可能性さえあります。

飲み過ぎは、他の面でも調子が悪くなってきますからね。

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コーヒーの肝臓への悪影響

肝臓が良好じゃない時に、コーヒーを飲み過ぎると、高血圧の危険性があると言われています。肝臓の機能が低下している人は、コーヒーのカフェインも分解できにくくなっています。

もし、肝臓になにかしらの不安を感じている場合は、コーヒーは控えた方が良さそうです。

腎臓にコーヒーが悪いという説もあるが

コーヒーと腎臓の関係性についても、過去にはコーヒーが悪者にされていました。しかし、諸外国の様々な研究が進むにつれて、状況は変わりました。腎臓とコーヒーの関係性の良さが確認されたのです。

特にコーヒーの利尿作用は、腎臓の機能がうまく作用しているときには、サポートする関係にあります。ただ飲みすぎてしまうと利尿作用が働きすぎて、体が水分不足になる可能性もあるのです。

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尿路結石の原因はコーヒーとは言い切れない

尿路結石の原因には、コーヒーのシュウ酸が関係していると言われていたことがあります。結石がシュウ酸と腎臓内のカルシウムの結晶であるシュウ酸カルシウムだからです。

しかし実はコーヒー以上にシュウ酸を含む食べ物があることが分かってきました。

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腎臓結石の原因は本当にコーヒーなのか

コーヒーが結石の原因になっていることを完全に否定できるものではありませんが、シュウ酸を含む量の比較では、コーヒーよりも多いとされる食べ物がたくさんあることが分かっています。

ただ、体の中に入り体内のカルシウムと結合しないように対策をすることは可能です。食べる時にカルシムと一緒にたべるのです。詳しくは詳細ページで紹介しています。

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胆石のリスクはコーヒーで予防

胆石リスクがコーヒーを飲むことで軽減されることは、デンマークで行われた追跡調査の結果が参考になります。10万人超を対象として8年間追跡したとされています。

コーヒーを飲んでる人のほうが、20%も軽減されたことが分かっています。

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まとめ

コーヒーは、肝臓に悪い食べ物じゃなく、むしろ肝臓に関する病を予防してくます。

本当に肝臓に悪いものは、アルコールや糖質、脂肪です。これらの栄養素は、肝臓を気にするなら控えた方がいいですが、結局は規則正しい生活が大事なのです。

そういう意味でも、日頃からコーヒーを適度に飲むことは、予防としてオススメです。しかし、すでに肝臓の機能が低下してるなら、コーヒーは避けましょう。その場合においては、コーヒーも肝臓に負担となってしまいます。

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